代休のため朝寝。すっかり日が昇った8時に起床。7時間ほど寝て体力が回復した。朝、味噌汁の残りと納豆ご飯を。賞味期限切れのヨーグルトにうつぎの蜂蜜を加えて食べた。
平日の生活の抜け殻である掃除、洗濯、ゴミ出しをこなし、ジムへいく。あまり時間がなくて、ラットプルダウン、アブダクション、バーベルスクワットを手早く。ジョギングにも行きたかったが、今日は断念。
昼前に家を出て、上野から新幹線に乗った。明朗な天気で、富士山が車窓から見える。駅弁を食べビールと飲みながら、その人のおかれた状況によって食べるものの味が変わるということはあるのだろうか、などと考える。労働の後のビールが美味いというが、働いていてもいなくても、昼でも夜でも、一人でも誰かと飲んでも、ビールはいつも美味く感じるし、そうでもないようにも感じる。より美味しい、というのはあるのかもしれない。

平日ということもあるのだろうが、地震の影響か、仙台より向こうがかなり空いている。窓から見える雪の景色に心が躍る。昼の余震の影響で在来線が遅れ、夕方に目的地へ着いた。一面真っ白く、ちらちらと雪が舞っている。バスがないので、約2キロ強を歩いてSの家までいく。ふっくらとした雀が3匹連れ立って遊んでおり、しばし眺める。荷物を置いてまた直ぐ徒歩で買い物へ。日が暮れはじめて、寒い。雪山登山用のマムートのダウンのおかげで暖かくてどんどん歩けるので、久しぶりに雪山登山に行きたい気持ちが高まってくる。

Sは職場の忘年会のため、帰りが遅い。お風呂に入り、勝手知ったる台所で南瓜を炊き、具沢山の味噌汁を作り、生牡蠣で日本酒を飲んだ。Sが帰ってくる前に寝てしまいそう。
サミュエル・ベケット「マロウン死す」を合間合間で読んでいた。タイトルからして、マロウンは死ぬのだろう。死を前にした遺書なのか、言行録なのか、あるいは死を前にした譫言なのか。「モロイ」に引き続き読んできて、ベケットの文章が好きであることに気づく。自分へのクリスマスプレゼントは、ベケット三部作にしようか、などと思う。