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日記(2026/8/23ー8/29)

八月の光
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公開:2026/8/29

2026/8/23(日)夜中、緊急地震速報で起きる。少しして揺れ。すぐにリビングへ行ってNHKの速報を見、参集する基準でないことを確認してすぐにまた寝た。震源地が以前仕事で住んでいた辺りで、知人も多いので少し心配だ。ものすごく久しぶりに当時付き合っていた人の顔を思い出した。でも全く感慨がないので、完全に過去の人になってしまったらしい。夜中に一度覚醒したせいか、9時ごろまで寝てしまい、少し損をした気分だ。出かけるために駅へ行くも、定期券を忘れてしまい家に取りに帰る。ついていない。まあいい運動になったな、こうなれば一駅歩いてやれと思い、隣駅まで歩いて汗をかく。神保町の石井スポーツで秋登山の用品を見にいく。セールをしていたので、もともと探していたソフトシェルのほか、ショートパンツとソックスも買う。これまで登山用品にどれだけかけてきたのか、考えたくもない。

 せっかく神保町まで来たので、スリランカカレーの有名店でランチ。

 今週分の常備菜として、蛇腹キュウリの酢の物、根菜の煮物、ゴーヤチャンプルーなどを作る。

2026/8/24(月)通勤電車でペーター・ハントケ「幸せではないが、もういい」を読む。母に関する回想のようなもので、著者の母親が自殺した直後から書かれ、出版されたものだそうである。著者の母の《わたしはいつも強くなければならなかったけど、弱いままでいたいというのが、私がいちばん望んでいたことなのよ》という一文が深く印象に残る。10月以降繁忙期になってくるが、定時退社を堅持するという強い意志で未来の自分から仕事を奪っている。終業時間30分前に「※至急本日中提出」とついたメールがき、ものすごい勢いで修正をして、上司まで報告して提出し、定時退勤した。夜、ジムへ行き筋トレをし、そのままトレッドミルをしようと思ったが、異様に混み始めたので近所の坂道で運動することにした。夜風が生ぬるいが、不快というほどではない。今週の常備菜として豚汁を作る。

2026/8/25(火)通勤電車で松浦寿輝「半島」を読みはじめる。初めて読む作家だ。大学での職を辞した中年男性である主人公が、半島にあるとある町を訪れるという話。中年男性のモラトリアム、というとあまりにきれいにまとめすぎか。著者自身のことも多分に投影されているようである。現実と幻想とが地続きという作風だが、幻想の世界に入る前には「通路」とおぼしき「装置」が設置されていることが読み取れる。地下へ続く階段、窓の外へ続く空間、など。私などは「ちょっとわざとらしい装置の置き方だな」などと感じてしまう。連想したのは村上春樹の書き方で、何の前触れもなく、しかし自然に、幻想世界に画面を切り替える芸当は、やはり尋常なものではないと思うのだった。

 帰宅後、ジムにて筋トレと有酸素。職場での回覧文書の中に、来年1月のマラソン大会の募集チラシが入っていた。今年はフルマラソンを走りたいといいつつ、最近は全然走っていないのでおそらく厳しいのだが、来年1月のハーフなら間に合うかもしれない。申し込んでさえしまえば、やる気を出して練習するだろうか。

2026/8/26(水)通勤電車で松浦寿輝「半島」を読み終えてしまう。それから、佐伯一麦「マイシーズンズ」も読み終えてしまう。イベント対応のため残業。職場の近くの飲み屋で夕食を済ませて帰る。昼は定食屋、夜は居酒屋という店で、アルコールを頼まない客だったが、丁寧に接客してもらう。つくね、梅ささみの焼き鳥と、焼きおにぎりを頼んだ。遅くなってジムへ行かないかわりに、一駅前で降り、歩いて帰る。自宅に着くと22時前、少し疲れを感じたので、さっさと家事と身支度をして寝た。

2026/8/27(木) 少し暑さが和らいでいるので、一駅分歩いて出勤。朝顔が咲いているのを見る。しかし歩いているうちに汗を書く。通勤電車でニコルソン・べイカー「中二階」を読み始める。なんとミクロな。仕事。「その理屈は通っていないのでは」と思いむっとする瞬間があるが、平義の関係性、今後の関係性のことを考えて政治的に対応してしまう。相手の言い分が明らかに筋が通らない時は理屈で言い負かすのだが、非生産的だし、双方に感情的な捻じれが生じて、面倒くさい。基本的に背景や経緯を整理して説明すればわかってくれる人ばかりだが、時折とんでも理論で理解を拒む人がいるので疲れてしまう(同じ組織論理を共有しているはずの人間でこれなら、なお疲れてしまう)。ネゴシエイトする仕事には向いていない自覚はあり、仕事だからやるけれど、心理的に疲れてしまう。感情的に疲労することが現代の労働であり、それによって賃金を得ているので受け入れるしかないのだろうが。帰宅後、ジムで筋トレと有酸素運動。草間彌生の訃報。

2026/8/28(金)通勤電車でニコルソン・べイカー「中二階」を読み終える。いや、読んだとは言えないか。最初のうちはそのミクロな視点、ああ、そうして話を深めていくのか、という驚きがあって面白く感じていたが、半分ほどきたところでだんだんと飽きてき、後半は流し読みしていた。話の展開のさせかたに面白みを感じるところはあったが。鷺沢萠「帰れぬ人々」を読み始める。今朝は涼しく、一駅分を歩いて出勤。ヒグラシが鳴き始め、わずかに秋の気配を感じる。

 イベントのため残業。帰りに、先日気になった居酒屋に寄り、牡蠣(1個150円)を注文する。牡蠣4個、刺身盛り合わせとビール1杯で3000円近い会計でちょっとお高かったが、ほかのメニューもおいしそうで気になる。

2026/8/29(土)6時に自然と目が覚めた。かなり涼しい朝だ。朝からジムへ行き、筋トレと有酸素運動をする。トレッドミルは傾斜を強くし、負荷をあげる。かなり汗をかいた。それから美容院で髪を切り、トリートメントをしてもらう。いつも「鎖骨ぐらいで」という説明について解釈の相違が起こり、思ったよりも切られ過ぎてしまうことが多い。今日もそうなってしまうが、別の角度から見ると悪くないのでいいとしよう。

 ミュージカル「フル・モンティ」を見に、有楽町の東京国際フォーラムへ。食事を済ませてしまおうと思うが、なかなか来る機会がない有楽町で迷う。路地を入ったところにある西安料理の店で冷やし担々麺を食べる。黒酢だれが美味しかった。

 12時半開演。日米合作のブロードウェイミュージカルとのことで、字幕が一応表示されるが、全編英語だ。まず、ゆりやんレトリィバァが登場(かわいい)。主演は俳優の山本耕史で、本職のミュージカル俳優と比べてしまうと声量や声の伸びに物足りなさがあるものの、なかなか健闘していたのではないか。アメリカ人キャストらは本職のミュージカル俳優で、流石にうまく迫力があった。ミュージカルは映画も舞台も好きだし、バレエや民族舞踊も好きで日頃から映像に接しているが、私自身は歌うことも踊ることもできない人間なので、それができる人のことは単純にすごいと思う。人間というのは踊って歌うようにできているらしいが、残念ながら私は個体差としてできないようだ。

@augsutus
主に日記を書いています。