2025/12/8
朝から塩鮭を焼く。今年もふるさと納税塩鮭2キロが届き、無敵感がある。これに昨晩仕込んだ春菊と鶏肉の味噌汁でさらに朝が嬉しい。昨日の作ったビリヤニを弁当として持参。
仕事だ。淡々とやっているのに全然仕事が終わらない。片付ける側から別の仕事が積み上がるからだ。自分が無能の説もある。こういう時に限って期限が短い。肩凝りが深刻で、吐き気を感じる。肩甲骨を取り外して、自分で揉みたい。
22時半退勤。今週は(も)もう諦めて泊まるつもりでいた方がいいのかもしれないが、泊まることをあてにしてもいけないとも思う。
今日の読書は呉明益「複眼人」である。台湾の文学というのは、中国文学や韓国文学に比しても、なかなか触れる機会がない。「複眼人」は数年前にトライして、途中で挫折をした経験がある。今度は面白く読んでいる。台湾の少数民族の世界観を基調としていると思われ、作者は少数民族出身なのだろうかと思ったが、どうもそうでもないようだ。
2025/12/9
睡眠時間は5時間ほど。ビリヤニと春菊の味噌汁を温めて朝食とする。喧嘩をしそうな組み合わせだが、そういうわけでもない。
昨晩の青森の地震で東京も揺れたらしいが、電車で寝ていた私はまったく気づかず、SからのLINEで地震があったことを知る。最大震度を観測したあたりだが、家の中がかなり荒れたそうだ。「地震発生マシーンみたいな縦揺れで面白かった」らしい。Sは恐怖や不安などの負の感情の機能が強くない人で、私とは真反対である。何が起こってもただ事実を受け止めるという心の働かせ方をする人で、ときどき宇宙人に見える。
仕事ははかどらない。15連勤目である。淡々とこなしていくが、疲れからさすがに意欲の低下を感じはじめる。終業時間と同時に職場近くのぎょうざの満州にいき、グラスビールと餃子、肉野菜炒めを食べた。ビールを飲んでいると、近くの席の高齢男性が、おいしそうだね、と言いおいて去っていった。どちらかというとしかめた顔で飲んでいたのだが。食べ飲んだ後、職場に戻って引き続き仕事をする。職場に泊まる。

2025/12/10
職場の会議室で寝袋で寝た。6時間も寝られると、かなり体力が回復して、思考もクリアになる。昨晩寝ぼけながら作った資料を点検したら、結構な見落としがあり、一度間合いを切るのは大事なんだよな、と再認識する。
久しぶりにパワハラ的なものを受けた。仕事をしていると時々遭遇するイベントもしくは事故であると思っておくのがいい。よその部署の偉い人だが、部屋に入った途端、強い威圧的口調で叱責される(「なんでアポを取らない、私は忙しいんだ」的な)。いやいや、あなたのところの秘書にアポを取りにきたら、今在室しているから入ってくださいと言われたからなのだが。とばっちりである。新人だった10年前なら、怖くて1週間は嫌な気持ちでいただろうが、色々経た30代にもなると威圧や不機嫌をあまり喰らわなくなる(全く喰らわない訳ではない)。そして、怖さよりも、今のご時世でその言動はこの人は正気かしら、という驚きの方が強くなってくる。
かと言って全く対応してくれないわけではなく、文句を言いながらもやるべきことはやってくれる、職責は理解しながらも感情が追いつかないタイプの言行不一致型の人であった。秘書さんと雑談し(私「あの人、いきなりなんなんですか?」秘書さん「誰にでもああなんです、すいません」)、仲良くなった。周囲にいた人たちともヤバ上司をネタに雑談して仲良くなった。怪我の功名である。
冬の賞与支給日であった。夏に続いて優をいただきありがたい。税金は高いが、もらえるだけでありがたい。幾らかは自分のために使いたい。
22時半に退勤。帰りの電車で、この日記を書く。書き終えたら、Duolingoをし、いつも鞄に忍ばせているシモーヌ・ヴェイユ「工場日記」を読むことにしよう。