日記(2026/3/21)

八月の光
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公開:2026/3/21

 7時頃に目が覚めたのだが、寒いしお布団から出たくないなあと思っていたら、二度寝してしまった。寒いなあ、寒いねえ、外雪降っとるで、それは寒いなあ、と言いながらしばらくSとごろごろしていたが、9時ごろにようやく起き出して、台所に立つ。クレソンときのこの味噌汁を作り、昨晩の間に仕込んでおいたニシンの煮物をおかずに古代米入りご飯を食べる。

 朝食後、近くの湖まで走りに出かける。家を出たときには雪も止んで晴れていたのに、また吹雪いてくる。風が強く横殴りの雪。車の上に積もっていた雪が崩れてフロントガラスを覆い隠そうとしてくる。花粉症のSには雨雪は悪くない気候なのだが。雪が小康となったので、トレランに出発する。しばらく走っていると体が温まり、風雪が気にならなくなる。辺りは松の木の林で、足元は松ぼっくりなど。フカフカとしていて、痛めた膝に優しい。沼の周囲を一周するルートだ。適度に勾配があるので、足腰のトレーニングにもいい。Sと会話ができる程度の速さで沼回りを2周、5キロほど走った。

 この沼は白鳥の越冬地のひとつでもあるが、さすがに3月ともなればもうシベリアに帰ったろうと思っていると、まだちらほらと姿を見かけた。岸辺近くにいるポツンと一羽いるのを見かける。

 立ち止まって見ていると、すいすい近づいてくる。

 こんなに近くまで来た。10メートルもない距離だ。仲間だと思っているわけもなく。人は餌をくれると覚えているのだろうか。他の仲間達は帰ってしまったのに、どうして君はひとりでいるのかい。寂しくないのかい。

 走り終えて、道の駅へ行ったり、そのまま温泉へ行くなど。走って適度に疲労した体にお湯が染み込む。湯上がりのコーヒー牛乳、定番であり、だからこそ王道。サウナ好きでいつもなかなか上がってこないSを待ちながら、待合室に置いてある雑誌を読むこの時間も実は好きなのだ。

 この日の最大の目的は、温泉施設の横にある豆腐屋で、そこで売っているおでんを食べたかった。豆腐屋のおでんなので、練り物はもちろん厚揚げなどの豆腐のメニューも豊富である。揚げ豆腐、湯葉のような食感の絹豆腐などが、醤油ベースの甘味の強い出汁が染みてとても美味しい。牛筋に見えるものは鶏皮で、口に入れると溶けてなくなる。日本酒が飲めれば最高。

 夕食に黒ニンニクを使ったカレーを作る。材料は玉ねぎ、トマト、黒ニンニク、牛肉、赤缶カレー粉だけ。カレー粉を入れる前ですらすでにスープが黒く少し不安を覚えるも、それぞれ異なる旨味の方向性をカレースパイスがまとめる。黒ニンニクとトマトの酸味をほのかに感じるカレーに。スパイスは偉大なりである。道の駅で安く手に入れたふきのとうも天ぷらにした。

@augsutus
主に日記を書いています。