15th anniversaryツアーお疲れ様でした!
後編、というか3月30日と31日の二日間について日記を書きたいのだけど、書きたいことが盛りだくさんすぎるので、まずは3月30日の名古屋公演の思い出を振り返っていきます。
優雅な午前
名古屋は家から最寄りの会場なので、8時前くらいにのそのそ起きて、ゴミ出しとかしたりコーヒーいれたりして、ライブ当日とは思えないほど優雅に過ごすことができる。最高だね。
……まあたぶんだけど、都会に住んでるオタクの人ってこういうときのほうが多いんだろうな。
地方民コンプが出てしまいました。大変失礼いたしました。なんやかんや言いつつも私は地元が好きです。
身支度しながら、午前中に時間指定しておいた宅配便の荷物(二次元の推しアイドルからのお花)を受け取る。
青いお花、かわいい〜〜💙🩵
荷物が思ったより早く来たので、さくっと近所の百均でリングライトの電池を仕入れに行く。
現場で会えたフォロワーに配ろうと思って、プチドーナツも一緒にゲット。
百均に行くために外に出てみたら、その日もともと着る予定だったカーディガンだと絶対に暑いことが判明したので、大急ぎでタンスをひっくり返して薄手のものに装備を変更。急にあったかく、ていうか暑くなりすぎじやないですか??????
装備を変更してもまだ電車の時間まで余裕があったので、えふきくのはちゃめちゃにかわいいYouTube Short動画を見てオタク・ニチャ・キモスマイルになったところで、ようやく名古屋に向けて家を出た。
名古屋に到着
名古屋駅に到着し、2日間連番で行動をともにするフォロワーと駅で待ち合わせ。ホテルに荷物を預けに行ったフォロワーは地下鉄で名古屋駅に向かっているとのことだったので、「着いたら適当に地上出てきてくれたらそちらに向かいます〜!」と伝えて、金時計前で待機していると、名古屋駅に到着したフォロワーからDMが来た。
「地上出ました!銀時計の方います!」
銀!?!?!?
地下鉄と聞いてじゃあとりあえず金時計だな〜と思っていたら、フォロワーが真逆の方に出てきてめちゃくちゃ動揺した。
私は名古屋にはまあそこそこ遊びには行くが、別に地元民でもなんでもないので、地下鉄の出口とかまでは細かく把握していない。名古屋ちょっと詳しいですみたいなデカい顔して大変申し訳ありませんでした。
行きたいお店が金時計側だったので、結局フォロワーにこちら側に来てもらった。名古屋に来る他県の方は、金時計(地下鉄側)と銀時計(新幹線口側)の位置を把握しておくと人と会うときとかに便利です。
次の日に撮った金時計。ドアラが磔になっています。
おひるごはん
前から気になっていたお店でフォロワーと少し遅めのおひるごはん。インスタでよく見かけるお店なので、混んでて入れないことも一応想定していたけど、4組くらい待っていただけだったので、15分ほどで入れてもらえた。中は色とりどりの紅茶が用意されていて、ウェディングドレスの展示、かわいいアクセやお花なんかも売っていて、映えな感じのかわいい空間。人がいっぱいいたから日記には使えなかったかもしれないけど、一枚くらい写真撮ればよかったな。
めちゃくちゃお腹がすいていたので、もちもちでおいしいパスタと
きくえおカラーのかわいいドリンク(メロンミルク&マンゴーミルク)をいただく。私が飲んだのは緑色のメロンミルク。
きくえおKawaiiを楽しみながら、意味深ドーナッツで頭を悩ませた。「もう新曲でゴリゴリプログレの『ドーナツ屋さんの謎』とかじゃないですか?」「秘密三部作にしよう」などと言い始めるこのときはまだ何も知らないオタクたち。まさか次の日にあんなことになるなんてね……。
「超えに来ている」オタクたち
お腹を満たし、フォロワーがホテルに戻ってチェックインに行っている間に駅まわりで自分の買い物をして時間を潰し、会場に向かう。
今回のツアーグッズを身につけているオタクに混じって、PERIOD-The Next Phase-のツアーグッズを身につけているオタクの姿がかなり見られる。みんな確実にピリオドを超えに来ている。
かくいう私も(※オタクの自我写真が出ます)
しっかり超えに来ている。
ツアーTとリングライト、ブレスレットライト、マフラータオル、ラババン、ブロマイド、会場限定アクキー、トートバッグを引っ張り出してきた。普段あまりツアーTとかを着ないタイプなので、この日会ったフォロワーに「珍しい!」って言われた。私もそう思います。
15周年を記念した、今までのツアー衣装や表題曲が披露されるこの音楽ツアーの、Zepp Nagoyaでの公演という今日この日へかけるオタクたちの思いや期待がひしひしとそこら中から伝わってきて、開場前からすでに胸が熱くなった。
ピリオドを超えて
地獄に連れて行かれたえおえおさんで大笑いして、その後のTHE WORLDSの入りのピアノがえおえおさん追悼…みたいな感じになっているのでさらに笑ったり、えおえおさんの発言に対しての「そこまでしてモテたいんか!」が出て大喜びしたりして、和やかにライブが進んでいく。
この日がそもそも気温的にあたたかかったというのもあるけど、それにしても会場の熱気は凄かった。蒼翠炎雷の名古屋公演と整番はそこまで変わらなかったはずだけど去年よりも観客同士の間隔が狭く感じたし、名古屋のライブでここまで盛り上がってたの今まで私が行った中では初めてなんじゃないかなと思うくらい歓声もよく出ていた。やっぱり特別な思いで参加している人が多かったんだと思う。そんなオタクたちの様子を「フルハウスみたいじゃない!?」って気に入ってくれたの、めちゃくちゃ嬉しかったな。そう言ってくれたから余計にオタクみんな同じリアクションして盛り上げるぞ!みたいな楽しい団結感があって良かった。歓声の素材、ガチでSEとして使っていただいて構いませんけどどうですか???
そしてアンコールが明けて、PERIOD-The Next Phase-の黒衣装を着た四人が現れる。今日この会場に「超えに来ていた」オタクたちの待ち望んだ瞬間だ。
M.S.S.Period、M.S.S.Phoenix、World Eater、Stay Dream、アンコール明けに披露された曲の歌詞が今このときのオタクの心境にあまりにもマッチしていて、聴いていてさすがにちょっと涙が溢れた。
もともとオタク行為においての嬉しい!とか幸せ!とか感動!みたいな感情があんまり涙腺と繋がってないタイプで、現場で感動して泣くことは滅多に無い。変にプライド高いとこあるので人前だとあんまり泣けないし。逆にオタク行為をしていて悔しかったり悲しかったりするとすぐべしょべしょに泣く。MSSPさんのオタクをしているときは幸せいっぱいで前向きでこころ穏やかだけど、基本的には執念とか怨嗟みたいな負の感情をくべて原動力にしているタイプのオタクなので……。そんな私がちょっと泣いた。MSSPさんの現場で泣いたの初めてかもしれない。マスクの中がしょっぱかった。
ここからしばらくオタクのキモイやつが出ているこじつけとか感情のお話。読み飛ばすか薄目で読もう!
PeriodとPhoenixの歌詞、意図されたものでないのに本当に2020年から今までの出来事にぴったりすぎで、めちゃくちゃ感情移入してしまって本当にヤバかった。
ありふれた世界の果てで
砕け散ってく理想を眺めてた
地平線の前で佇むだけなら
誰にもできるから
だけどまだ僕たちはそれでも何かが
変わると分かってた
もうオタクの間で百万回言われていることは承知だけど語らせてほしい。Periodのこの歌詞は疫病で公演中止〜無観客ライブ配信までの一連の流れを重ねて聴いてしまう。
とにかくなにもかも毎日が不安で先が見えなかった疫病の渦中の頃や、楽しみにしていた名古屋公演が目の前で中止になって、その後のライブツアーの日程がすべて公演中止になってHoly Soul Party2019であんなに大喜びしてわくわくしてやっと大きい舞台で四人が見られると思った横浜スタジアム公演も中止になって絶望したあのとき。『M.S.S.Period』は先の見えない暗闇みたいなあの頃を生き抜く希望の光だった。
悲しみ飛び越えて M.S.S.Phoenix
不屈の炎はまだ消えない
何度も挫けても立ち上がれ
その背に宿るのは勝利の羽衣(はね)
永遠に廻る世界 永遠に廻る時間(とき)
僕らはいつでも一緒に居るから
M.S.S.Phoenix
アンコール明けの2曲目、個人的にも好きな曲だしまだこのツアーで自分が入った回では聴けていないし、PERIODツアーでもセトリに入っていた曲なので、『M.S.S.Phoenix』が聴けたら嬉しいなーと思っていた。思ってはいたのだが、ここまで状況や文脈、オタクの感情バフが乗るとは思わなかった。本当は全部の歌詞写経したいくらいだ。FBさんがたくさん両手を大きく広げて歌詞を表現してくれて、めちゃくちゃ良かった。
これまでの数々の困難や逆境を越えて、ステージに立って輝く四人は本当にヒーローみたいだと思った。MSSPさんの歌詞、誰もが味わう身近な日常とか感情とかじゃなくて、劇的で壮大な世界観の歌詞が多いのにそのどれもが四人が歩んできた道のりにぴったり当てはまっているの本当に凄い。
ここまで公演中止〜無観客ライブ配信までのあれこれの記憶とリンクさせてオタク語りをしてきたけど、それでもあの一連の出来事を結果的には良い思い出だとか美談みたいには今でも思えない。「終わり良ければすべて良し」とは言うし普段の私はどちらかというとその考え寄りだけど、このことに関してはそうは思わない。四人が今までの活動で培ってきたものや繋がり、四人のピンチを支えたいとファンに思わせる人柄や実績、信頼があったからこそ、誰も最初は予想してもいなかった奇跡みたいな結果を得られたけど、結果が良かったからといってそこに至るまでの悲しみとか絶望とかが帳消しにはならないし、私は忘れないし、抱えたままでいたいとも思う。
あの日参加予定だったけど中止になったZepp Nagoyaでの公演のリベンジを私は今回果たせたけど、あの日名古屋に参加予定だった人とか、ツアーのその後の公演に参加予定だった人みんなが、どこかでリベンジを果たせて晴れやかな気持ちになれたわけではないと思う。今回の公演には参加していない人もいるだろうし、もう四人の活動を追うことをやめてしまった人もいるだろうし、疫病の影響が長引いていたこの数年間でリアルの生活や環境が変わって参加したくても難しい人もいると思う。あの日一緒に連番する予定だった友人も今回のツアーには参加していない。(連絡を取り合う機会が減ってしまったのでもしかしたら私が知らないだけかもしれないけど、たぶん参加していないと思う……)
とにかくここまで語っておいてなんだけど、「みんなピリオド超えれたね〜;;;;本当によかった!!!」とは私には言えない。あくまで"私自身"の気持ちには一区切りついた、という話。ぐちゃぐちゃうるせーオタクですまない。
ピリオドを超えた先にあるんだ
闇も光も飲み込む全て
出会えた奇跡の旅で
かけがえのない望みも愛も余さずに
Swallow it all
エンドロールは弾けた
誰もわたしを止められない
そんなオタクのごちゃごちゃした感情も、闇も、光も、なにもかも全て飲み込んで、どこまでだって止まらずに走り続けていく推しの輝く姿を私は見ていたい。そう思った。
一億の星達よ もう独りじゃないから
暗闇を照らしてく 途切れないDreams
巡り会う 今
きっと君に会える
夢のその先で会える
今の四人が一番最高なのはもちろん大大大大前提なんだけど、ぐちゃぐちゃと考え込んでしまうネガティブな弱い人間なので、何事もなくツアーを完走して横浜スタジアムでのファイナルも無事に成功させていた世界がもしあったとしたらそれもまた絶対に最高だっただろうなという気持ちがどうしてもちょっとだけある。どっちのほうが良かったとかじゃなくて。大学時代という一番人生で身軽で自由を謳歌できる時期の半分が疫病でだめになってしまったので、そうじゃなかったら四人のことを追ってもっとたくさんのライブに行ったり、いろんな場所に行ったり、いろんな体験をして、たくさん思い出ができていたんじゃないだろうかと思ってしまう。
それでも、このライブの締めくくりとして『Stay Dream』を、PERIOD黒衣装で披露してくれたのが見られたことは間違いなく良い思い出だと思う。
2月のDiverCity2日目に行ったときも思ったけどPERIODの衣装と『Stay Dream』が交わる瞬間って歴史とか世界線のバグのようでいて、でも因果が収まるところに収まったという気もするし、本当になんか稀有で奇跡みたいな体験をしている感覚になる。
〜キモイオタクの語りここまで〜
ライブ直後のとっちらかっている拙ツイートの引用失礼いたします。
Period、Phoenix後のMC、本当にかっこよかったし、良かった。
この公演に限らず、「続けてきて良かった」という言葉が推しの口から聞けるたびに、こんなに嬉しいことはないと思う。
M.S.S Projectさんがみせてくれる夢を追い続けてきて、この公演に来られたことを本当に良かったし、これからも一緒に夢を追い続けていかせてほしい。
好きなチェーン店発表ドラゴン
びっくりドンキー大好き。
Zepp Nagoyaの好きなところ➡️そばにびっくりドンキーがある。
今日楽しかったね、声出ててよかったね〜なんてオタクと話しながら、好きなチェーン店のごはんが食べられて最高。
ギルティなのでいつもはレギュラーバーグにするけど、この日は特別なのでエッグバーグにした。FBさんのアクスタの後ろに写っているのはチェリールビー(のノンアル)。甘くておいしかった。グラスに注ぐとめちゃくちゃ泡立って溢れてきて困ったけど。
びっくりドンキーに行くのは10年振りだというフォロワーが喜んでくれて良かった。
まとめ
笑いあり、感動ありのライブで、オタクも気合いが入っている人が多くて終始和やかで雰囲気のあたたかい公演で、今ツアーで一番楽しかった。
こんなに楽しいのにまだ明日もあるんだ〜!と思いながら、帰りの電車に揺られている時間が幸せでしかたなかった。
3月30日の日記は一旦ここまで。
フォロワーと撮った記念写真で締め.
3/31なんば編に続きます!