久しぶりにしずかなインターネットをのぞきにきた気がする。ここは「見にきた」より「のぞきにきた」という表現が似合うと勝手に思っている。
お薬が過去最大容量になって1週間、薬剤師さんから調子は大丈夫そうかと連絡が来た。気にかけてもらえてありがたい。正直調子はあんまりよくない。お薬が元気を分けてくれている感覚がすごくある。気持ちの奥底は真っ黒で、足元にはブラックホールがあって、そのブラックホールを身近に感じながら平均台の上で片足で立っているのに、え?ブラックホールなんてありませんよ?みたいな顔をして生きているかんじがする。ふとした時に落ちそうになる。落ちてはいけないと内心汗をかきまくっている。仮に落ちたらわたしがどうなるのか分からなくて、こわくて、自分の機嫌を取り続けている。太りたくないけど食べたかったらお腹がはち切れるまで食べればいいよ、お金はあまり持ってないけどあるだけ使ってもいいよ、という調子だ。
関東にいる友人の家に遊びに来た。東京の人たちは相変わらず早歩きで、せかせかしていて忙しない場所だなと思う。勝手に進むんだからエスカレーターにいる時くらい足を止めればいいのに。
一応、友人と一緒にいる時に気持ちが落ちてはいない。とても楽しく過ごしている。なぜなら自分の機嫌を取りまくっているから。怖いのは、関東から帰ったあとだ。これ以降楽しみな予定があまりなく、気が重かったり、気掛かりだったりする予定ばかりでわたしは生きていけるのかという不安がある。ふとした瞬間に全てを諦めそうな予感がある。全ては気の持ちよう、そんなことないよと言い聞かせているが、わたしはわたしの憂鬱を飼い慣らせている自信がない。無理だ。
わたしは双極性障害の診断を受けているが、最近、やっぱり普通にうつ病な気がしてきている。セカンドオピニオンを受けたい気持ちもあるが、一から主治医や薬剤師さんとの関係を築くのが本当にめんどくさい。どうしよう。
先ほどから今の瞬間まで、ブラックホールがとても身近に感じる。しんどい。でも友人は今からアルバイトだし頼り方も分からないし、そもそも頼ってもどうにもならない。がんばれ、落ちるな、生きて。