お友達が働いてたパン屋さんの隣通るたびに「お友達いるかなー」ってみてしまう。彼女はこの春就職したからそこにいるわけがないのに。
多くの友人たちが就職し、もうすぐ1ヶ月経つ。わたしに何もできないとわかっていながらも、みんな元気にしてるかなって考えている。たまに元気にしてる?ってLINEを送ったりした。みんな職場の人に優しくしてもらってるみたいでよかった。休日に楽しげなストーリーを載せているのをみるとさらに少し安心する。誰目線で話しているのかよくわからないが、わたしはまだ就職をしたことがないから、社員として働くということは未知の世界だ。みんなは一体どんな気分で働いているんだろうと思いを馳せている。気持ち悪いと言われればそれまでの話。でも、気になる。
この春はわりかしというかすごく元気に過ごせた。新しく仲良くしてくれる人たちができたことが理由だと思う。あと、少しだけ未来に光が見えたことも理由だ。
絶望して暗い海の底でひとりぼっちで膝抱えてうずくまっている時間ほどしんどいものはないと思う。本当にしんどい。誰か引き上げてよ〜って思ってもなかなか難しいものがある。誰かにアドバイスもらっても自分で納得しないと意味がないし。
今は息継ぎしている期間だ。もう海の底に戻りたくはないけど、もしかしたら戻るかもしれない。どうにか息継ぎまでのスパンをできるだけ短くしたい。絶望に溺れないようにしたい。わたしは楽しく過ごしたい。