わたしがとても明るい場所にいた高校時代、その明るい場所に連れていってくれたといっても過言ではない友人とはじめてふたりで遊んだ時に行ったカフェが閉店したらしい。わたしたちの思い出がなくなるわけではないが、思い出が過去になったような気がしてちょっぴり寂しくなった。
彼女の隣で過ごした高校時代の記憶はいつまでもあたたかい。パフェ食べ放題に挑戦してふたりで9個食べたこと、彼女が好きなクレープの味を真似して一緒に食べたこと、言いたい言葉が出てこない彼女の言いたいことを予想して、それが当たっていた時の彼女の顔がうれしそうだったこと、文化祭を一緒に回ったこと、明日も会うのに夜な夜な長電話していたこと、案の定授業中に爆睡する彼女をみてひとり笑っていたこと、部活の練習試合で他校の先生によく分からない怒られ方をして泣く彼女の話を駅で長い間聞いていたこと、貴重なオフの日も一緒に遊んでいたこと、カルビクッパがおいしいと教えてくれて一緒に焼肉屋さんへ行ったこと、上手く歌えないからカラオケが苦手だという彼女とたくさんカラオケに行ったこと、高校3年生ある時から急にあまり喋らなくなったこと、たまに喋ってもぎこちなくなってしまったこと、それでも卒業してからもたまに会っていたこと、やっぱりぎこちなかったこと、思い切って喋らなくなってしまった時どう思っていたのか聞いてふたりであの時の気持ちの答え合わせをしたこと、全部話し終わった後、カップルの倦怠期と同じじゃん!とふたりで笑ったこと、これからまたよろしくねと手をつなぎなおしたこと。
どの記憶も本当にあたたかくて本当にいい記憶だ。今は前ほど気軽に会えないけれど、たまに会える日があることを嬉しく思う。
なにを話そうか忘れてしまったので、思い出を自慢するだけ自慢してこの記事を閉じる。