創作とはなにか

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昨晩、Twitter(X)のDMで、フォロワーじゃない人から音楽だけが送られてきた。一瞬「誰だろう」と思ったが、ページに飛んだ瞬間、音信不通になっていた人だと分かった。

音信不通になる前に関わった期間はそんなに長くないのだが、色んな話をした。お互いの暗い部分の話もした。彼は、ひたすら自分と戦っている人だった。夢を持っている人だった。柔軟な考え方ができるやさしい人だった。そして、わたしのことを「人間的に魅力的な天才」という褒め方をしてくれた人だった。

わたしたちの久々の会話は相変わらず創作についてだった。近況報告はほぼしなかった。お互いの生活より、相手の考え方に興味があることは変わっていないみたいだった。

最近、もやもや自分の中で考えていたことを話してみた。

1、「創作ってどこからが創作なんだろう、絵とか音楽とか小説は分かりやすいけど、写真とかエッセイとか花とかは微妙なラインな気がしてて、わたしは創作がしたいのかなんなのかよく分かっていない」

2、「創作に向いている人ってなんだろうね」

3、「創作は趣味でいいじゃんって周りから言われてて、その気持ちもすごく分かるんだけど、仕事にするということをどうしてもしてみたい、どう折り合いをつければいいんだろう」

4、「創作をしている人は言いたいことがあってやっているのか否か」

彼の答えはこうだった。

1、「読みたい人がいて、それが商品になっていたら創作だと思う。創作にはやっぱり反響や影響がないといけないと思う」←あんまり腑に落ちなかったかどヒントな気はした。もう少し考えたい。そして、やっぱりわたしが今やっていること、やりたいことは創作だと胸を張って言えないなと思った。いろんな考え方があるけど、わたしはここにいるよと叫びたいだけのつくったものは、創作ではないと思う。伝えたいことや祈りがあって、そして誰かに届いてはじめて創作だと言える気がする。(もちろん違う意見もあると思うし、各自の意見で本人が納得していればよいと思う。わたしは、創作していますって人の肩書きに納得していないというわけではなくて、自分自身が創作していると言っていることに納得していないだけ。)

2、「とにかく続ける人、続ける過程で精神と身体壊しても筆を動かし続ける人、脳が腫れるまで考えられる人、それすらも作品にしちゃう人」←続ける人っていうのは真理だと思う。みんな辞めちゃうから。あと、自分自体をコンテンツにできたら最強だよね。

3、「創作は趣味じゃだめだよ、その熱が趣味じゃ治らないから創作だよね。創作がないと生きていけないからawaiちゃんはモヤモヤしてるんだと思うよ。」←創作が趣味だと割り切れるならわたしも割り切りたい。でも多分無理。さっさと覚悟を決めるか、趣味だよ~と自分をだましながら、やっていることが創作になるように頑張りたいなと思った。

4、「ある人はあると思う。ない人はその行為が好きなんだと思う。」←彼は前者らしい。わたしは後者かなと思った。しかし、伝えたいことはないけれど祈りたいことはいっぱいあるなと思った。だから、前者でも後者でもあるかもしれない。彼に、祈りたいことが伝えたいことでもいいのかなと聞いたら、いいと思うよと言ってもらったので、いいということにしておく。

わたしの疑問をぶつけるコーナーが終わったあと、「awaiちゃんは100万人を救うというよりは、顔の見えるひとりを幸せにする気がする」と言ってくれた。個人の顔が見える仕事がしたいと願っているのでうれしかった。顔のみえるひとりがたくさんいる生き方がしたいな。

@awaiamenoh1
歌いながら生活がしたい