島田潤一郎さんの「長い読書」という本を読んでいる。彼はしっかり生きているなと思う。すごく憧れる。なんとなく生きてなんとなく死にそうなわたしとはちがう。かっこいい。
なにかを目指してしっかり勉強してしっかり行動してその上で夢破れたいと思う。夢叶うか破れるかはどうでもいい。できれば叶いたいけれど、とにかくしっかりやりたい。それだけ。この「しっかり」という言葉に今までのわたしは苦しめられていたので、しっかりするのは向いてないのかもしれない。でも、しっかりしたい。
例えば写真家を目指すとする。朝昼晩、恋焦がれるように写真について考えて、写真集を読み漁り、そのほかの時間はずっと写真を撮り、現像をしたい。いい写真が撮れるようになるために素敵な人間になれるよう努力も惜しみたくない。
わたしは白黒はっきりさせたがりすぎだと思う。やるなら年がら年中全力を注がないと意味ないと思ってしまう節がある。全然そんなことはないとは知っている。ひとりひとりできるペースがあるので、できるペースで長い目で見てやればいいんだと思う。でも、それが難しい。どうにかしたいなとこれをかきながら思っている。