日記、あるいは街について

awawai
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公開:2024/7/12

短い日記です。夜は十時ごろ寝て、朝は五時ごろ起きました。ミニトマトや魚肉ソーセージやパンを食べて出勤。昨日浴室に干した洗濯物はまだ乾いていなかった。洗濯機がないため、服は浴槽で踏み洗いです。

昼休み、気になっていたスパイスカレー屋さんへ。からいのが苦手な自分が、不思議と手が止まらず完食。店主の方がとても気さくで優しい。雨だったからか店内は自分一人だったが、入れ替わりで常連らしきお客さんが来ていた。月に一度通いたい。

美味しかったです。「日本のカレー」とは別の食べ物でした。未知の味を開拓できて嬉しい。しばらくお腹がポカポカしました。

街は過疎化でただでさえ人が少なくて、こんなに雨の日が続くと皆どこへ行ったのだろうと思えてくる。

わたしは人通りのある道が苦手だから、人とすれ違うだけで負荷を感じるけれど、さみしさは分かる。寂れた商店街にぶら下がる、ものいわぬ褪せた看板たち。降りたシャッターに書かれた、もう誰もかけない電話番号。美味しいスパイスカレーとか、素敵な古着とか、新鮮な野菜や果物。放っておけば廃れていくばかりの街で今日も商売を続けるひとたち。すべてが渾然一体になった街でわたしは仕事をしている。

帰りに月に一度の通院をし、スーパーでカップ麺を、シャトレーゼで袋売りのチョコミントアイスを買いました。雨は上がり、夕方は蒸し暑くなりました。

@awawai
趣味で小説を書いたり祭りに行ったり鳥を吸ったりします。 lit.link/prmtlbrtori