日記 2024118

ayahie
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公開:2024/11/8

時たまに、こころが小沢健二の歌詞みたいになることがある。「愛し愛されて生きるのさ」という曲があるのだが、まさにそんな感じだ。「いつだって可笑しいほどに誰もが誰か愛し愛されて生きるのさ」というサビのフレーズが胸に染みて仕方ない日。

今日の昼がそうだった。本当は父の車に乗って新居への荷運びにはずだったのだが、風邪をこじらせると良くないと言って私の代わりに母が父と荷運びをしてくれた。昔はしょっちゅう喧嘩していたのでそんな自覚は無かったが、この年になってみるといやはやかなり大事に育てられた一人っ子だなと思う。とにかく、両親は出かけ、私は実家で1人ぼんやりしながら売野機子先生の漫画を読んでいた。

1時頃、そろそろお昼にするか、と思って、食前の葛根湯を飲み、親の用意してくれたドーナツを食べ、食後の薬も飲んだ。それから換気扇をつけてタバコを吸っていると、突然涙が流れ出した。

何が引き金だったのかはよくわからない。風邪のせいかもしれないし、ひとりだったからかもしれないし、売野機子先生の繊細な漫画を読んでいたからかもしれない。突然、パートナーと絶対別れたくないし、めちゃくちゃ幸せに生きたいなと強く思われて、気づいたらぼろぼろ泣いていた。自分の抱いてる何かを大事に思う気持ちや、人を愛する気持ちみたいなのがいきなりオーバーフローしていた。脳裏に瑞々しい日々の情景が走馬灯に巡り、拭いても拭いても涙が出てくる。タバコを吸い終わるまでに泣きやめなかったので、何本かチェーンスモーキングしながら、ダラダラと泣いた。

悪くない1日だったと思う。