今日も昨日とさしてかわらない1日だった。ベイスターズも昨日と同じように、ソフトバンクに負けていた。
私が寝ている間に親が選挙に行っていた。わたしは期日前投票を済ませているので、今日は1歩も外に出ていない。
8時から始まる選挙特番をなんとなく流し見していたが、飽きて途中から見るのを辞めてしまった。どうせ明日の朝起きれば全ての結果は分かっているのだ。
選挙で果たして政治や、ひいては生活は良くなるのだろうか。これ以上社会保険料が上がるなら、重い腰を上げて文芸美術健康保険に変える手続きをしなくてはいけない。私にはまだそういう手があるが、それがない一般的な労働者は本当に辛いだろうなと思う。
30代になって、急に社会を背負わされているような感覚が強くなった。20代の頃は若い力みたいな言葉で世間にまだ大事にされている感じがしたが、30代になると「いいから黙って納税をしなさいね」という感じに変わってしまう。というか、あまり取り沙汰されなくなる。30代の人の貯金の中央値は100万に満たないらしい。そういう記事を見ているだけで鬱々としている。
桜井政博さんが自身の動画で「とにかくやれ!」と言っていたが、どうしても「なぜやらなくてはいけないのか?」「やってなんになるというのか?」みたいな気持ちが強すぎて、素直に助言に従えない。なにかをやるには、体力も気力もなさすぎる。
Twitterで美緒48歳の画像がバズっているが、私も将来そうならないとも限らないのだと思うと、あの画像を面白いものとして笑う気にはなれない。というか、今現在同じような状況にある就職氷河期世代とか普通にいるだろうし、それを嘲笑ってオモチャにする気には、到底なれない。
数ヶ月前からコツコツプレイしているゲームの会話チャットをぼんやりスキップしながら、なんでゲームやってるんだろうとふと我に返る。そもそも、今生きていること自体なにをやっているんだろう。死ぬ勇気がないし、死ぬほどには追い詰められていないから、惰性で生を存続させているだけで、何のために生きているとか、生きた先にこうなりたいとか、そんなこと一切思いつかない。
テレビ越しの政治家は元気だなと思う。野球選手も、元気だなと思う。インターネットで楽しげに発言しているオタクたちも、元気だなと思う。
ナポリの男たちが毒にも薬にもならない穏やかな議論を続ける配信を流しながら、今日も私の夜は更けていく。