日記 20241128

ayahie
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公開:2024/11/28

間が空いてしまった。こんなに書いていなかった?体がとにかく重くて、仕事をしなくては行けないと思うと気も重くて、食べ物も美味しくなくて、もう散々だったけど、数週間ぶりに実家に来たら今日は朝4時半まで夜更かし……夜?して、歩いてコンビニまで来て、吸いすぎて切らしたタバコを買ったついでに、唐揚げ棒まで買って食べた。美味しかった。

体力低下だと信じていたけど、仕事から離れるとこんなに気が軽い。仕事、やっぱり辛いのかな。できる限り辛い部分を削ぎ落として削ぎ落として、本当にお絵描きマシーンになろうとしたけど、やっぱり生きてる人間は簡単にマシーンにはなれないのかも。

仕事量自体は大したことは無い、元気な頃なら5日で終わらせていた作業量が、10日経っても終わらない。毒沼に浸かっているように、精神が摩耗していく。神奈川の南の外れ、仕事から遠く離れた場所で強い夜風を浴びながら煙草を吹かす私はこんなに清々しい気分なのに。眠れなくてどうしよう、なんて不安もない。眠れないまま朝が来ても、普通に朝食を食べられるだろうし、食べ終わったらきっと微睡んで昼寝をするんだろう。

部屋の中を行き来するだけでもあんなに重かった足が、するする動く。本当に、早く仕事をやめた方がいい。嫌だ、とかいう気分の問題じゃなく、体が全身で拒否している。悲しいけれど、結果としてそうなのだから、そうなのだ。

誰を責める気持ちもない。同時に、自分を責める気にもなれない。私がもっと頑張れれば、みたいなフェーズはかなり前にすぎてしまって、頑張れないという事実がそこにあるのだから致し方ない、という気持ちだ。

仕事の後のご褒美を用意してもだめ。ご褒美の時間は儚くて、どうせ明日にはまた仕事をしなければと思うことになる。つかの間の平穏は得られても、毒沼を進み切るだけの精神力は回復しない。万策尽きた。ひとつ仕事を終えたらこうして仕事から離れた場所で荷を降ろさないと、多分私はもうやっていけない。何がそんなに辛いのか、具体的にあげようとすればあげられるのかもしれないけど、それはおそらく悲しい答えしか導かないので、大きくまとめて「不向きだった」「不相応だった」「相性が悪かった」位で片付けるのがいいだろう。

本当に、ただ事実だけがある。言葉や気持ちはいくらでも嘘をつくが、事実は嘘をつかない。残酷なまでに答えなのだ。

そう思うと、少し気が楽だ。もう辛いという気持ちを否定しようと頑張らなくていい。辛いのだ。ダメなもんはダメだ。

今まで、人間関係も、こんな感じで終わっていったなと思う。なんとか好きであろうとするが、その人のいい所を考えること自体が苦しくなる時が来る。もう嫌いになっちゃったよ、という事実に逆らっていることにそこで気づく。私、もう嫌いになっちゃったな。そうして、その人と距離を取っていく。

苦手な人に何かを直して欲しいとはあまり思わない。癖はそうそう取れないし、そもそも他人の私がそんなことを言うのは差し出がましい。そしてこちらもあまり変わる気はない。その人の為だけに変わることに、あまり意味を見いだせない。

神奈川南端の田舎の空は星がとても綺麗に見える。オリオン座が一瞬でわかる。冬の大六角形が見えた。