生のパイナップルは好きだが、どうやら私の胃と相性がよくないらしく、食べすぎると後から胃がシクシク、キリキリと痛む。
なんでも、パイナップルにはたんぱく質を分解する酵素が含まれているので、肉料理に使うとお肉がやわらかくなるらしい。ひょっとしたら酢豚にパイナップルが入っているのはそういう理由なのかも?(でも、缶詰のパイナップルにはその酵素は残ってないみたい)
その「酵素によるたんぱく質分解」が胃壁内部にも効果を発揮する(溶かす?)ため、人によっては生パイナップルを食べ(すぎ)ると胃が痛むらしい。たぶん、私もその体質なんだろう。
しかし、私はパイナップルの味そのものは好きなので、目の前においしいパイナップルがあったら「少しくらいなら大丈夫だろう」と食べてしまう。
そして、数時間後にやっぱり胃が痛くなり、苦しみながら「こうなるとわかっているくせに、なぜ私は懲りないのか」と何度目かわからない後悔をすることになるのだ。
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同じようなことを、人間関係でもやらかしてしまうときがある。この人と関わりすぎるとネガティブな気持ちになるとわかっているのに、しばらく平穏な時期が続くと、「今度は大丈夫かもしれない」と、過去に凹んだことを忘れて、引いた線を超えてしまう。
そして、また「やめときゃよかった」と後悔をする羽目になる。本当に懲りない私。
喉元すぎても熱さを忘るることかれ。いいかげんに学習して、自分が苦しくならないようにしよう。
パイナップルはひと口ふた口でやめておけばおいしく味わえて、胃も痛くならない。ある種の人間関係も、きっと同じこと。