なんとか札幌で合流できたけれど、4ベッドルームに1人で泊まることになりそうだった話

ayan
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1月3日から今日(5日)まで、北海道旅行に行ってた。この文章は、帰りのANA便の座席で機内Wi-Fiを使って書いている。

今回は、イタリア在住で現在日本に一時帰国中の一番下の妹と、静岡県在住の真ん中の妹、母、そして私の女4人旅だった(私は三姉妹の長女)

愛知在住の私は中部国際空港セントレアから、静岡県在住の妹2人と母は富士山静岡空港から飛行機に乗って、札幌で合流しよう、ということになっていた。

私の方が少し早い飛行機だったので、先に新千歳空港に着いたのだが、札幌駅に向かう快速エアポートの中でLINEをチェックすると、なんと、富士山静岡空港に向かう車(運転していたのは妹)が後続車に追突されて、後ろ側がクシャッとなってしまったらしい。

(※信号待ちで停車中のできごと)

警察を呼んで現場検証が行われたので時間がかかり、さらに軽自動車だったこともあってか自走不可になってしまったので、「もう飛行機に間に合わない!」という状態に…

警察と相手(加害者側)に飛行機の時間が迫っていることを伝えたところ、現場検証を早く切り上げてくれ、相手の家族が車で空港まで送ります!と申し出てくれて、連れて行ってくれたそうだ。

空港では(状況を電話で伝えていたため)職員さんがスタンバイして、手続きを最優先で行なってくれて、全員で搭乗口までダッシュし、ギリギリで飛行機に乗りこめた。

今回は4人での旅だったから、北海道のホテル(小樽1泊+札幌1泊)はどちらも4ベッドルームを予約していた。もし妹たちが飛行機に乗らなかったら、私は2泊ともベッドが4台ある広いお部屋で、ポツンと泊まることになるところだった。

(一人旅は慣れているけれど、4人での旅行のつもりがいきなり1人になるのはさすがに…)

妹たちが飛行機に乗れたのはよかったけれど、追突されたせいか妹も母も首が軽いムチウチになってしまったり、保険会社から旅行中に何度も何度も電話がかかってきたりしたせいで、事故のことは忘れて全力で旅行を楽しむわけにはいかなかった。とくに運転していた妹はメンタルもやられていたし。

(さらに一番下の妹は明々後日にイタリアに帰るため、治療費や診断書の提出などがすごく面倒になりそう。イタリアは医療システムが日本とは違っていて自費診療が多いのでそれはどうなるのか?といった問題もある)

交通事故の後処理っていろいろたいへんで、(治療費や車の修理?買い替え?など金銭面は補償されるとしても)、旅行直前に事故に遭うとこうなってしまうのか…とびっくり。

いろいろ予期せぬトラブルがあった母娘北海道旅行ではあるおいしいものをたくさん食べて、観光もでき、妹と母が喜んでくれたのはとてもよかった。

何しろ妹が遠く離れたイタリアに住んでいるから、なかなかこんな機会は作れない。

(母娘4人旅というとすごく仲の良い家族なのかと思われるかもしれないけど、そんなことはなくて、私も、妹たちも、母と二人旅だとそれなりにストレスがたまってしまう。だけど、4人ならそれがほどよく中和されてラクなので、今回の4人旅が浮上したのだ)

北海道は、海鮮も、ラーメンも、スイーツもおいしくて、食べすぎな2泊3日だった。ちゃんと全員で来ることができて、予定通りの旅ができてよかった。

今回のような事故は気をつけても避けられない場合もあるけれど、元気に旅できることのありがたさを噛み締めたい。

【追加】今回は札幌で妹と母の到着を待つ間に、仕事でお世話になっている宿木ゆきさんに会ってお茶もできた。しょっちゅうSlackでテキストのやりとりをしてるし、オンラインでも飲みながら話すけれど、リアルで会って話せるのはやっぱり特別な時間だった。

@ayan
愛知県在住フリーライター @warashibe