腹痛|今この瞬間にしかない親子の言葉の連なりの記録

さいあや
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2023年12月8日(金) 登園前

6:00起床。なぜなら、今日は年に1,2度ある保育園の遠足イベントで、弁当持参DAYだからだ。

弁当作りは特に苦手。2週間くらい前から、「金曜日は弁当!どうする!」と脳の容量のわずかな部分をずっと占拠しており、いやーな感じが続いていた。

なんとか、布団から這い出し、キッチンへ。おにぎりは不格好だし、卵焼きもうまく焼けない。唐揚げは冷凍だし、ウインナーはかろうじてタコ。

それでもようやく、弁当の様になって一安心した頃に、子どもたちが起きてくる。

「おかーさーん。お腹痛い・・・」

うおお、まじか、ここできたか・・・。

寒さが増してきてから、頻繁に腹痛が訪れるはるひと。夜中に布団を蹴飛ばして、お腹を出して寝ていることも多く、またしても冷えたのか・・・流行りの胃腸炎じゃないといいな・・・と、どんどん曇っていく脳内を晴らすように、はるひとに声をかける。

「大丈夫?トイレ行く?」

「うん、そうするー」

***

しばらく、リビングでテレビを見ながらソファでゴロゴロしているうちに落ち着いてきたようで、朝食をとって登園準備。

「今日は、遠足だー!!!!」と気持ちも持ち直して、いざ出発するぞ、というその時。

「安全のため、一応もう一回おトイレいっとくね」

それをいうなら、「念の為」ではないだろうか。

確かに、出せるものは出しておいた方が「安全」ではありそうだが、なんだか絶妙な言い間違いに笑ってしまった。

どうか、安全に、楽しく、元気に、遠足に行けていますように。

@ayasai
もうすぐ5歳と2歳の子どもたち、そしてパートナーとの4人暮らしです。日々の些細な言葉のやり取りや、子育て珍道中を書き散らしています。X: @AyaSai3