僕は昔からhitomiが好きである。彼女に憧れるがあまり一人称も「僕」になってしまったぐらいだ。
そもそも彼女は元々小室ファミリーの一員としてデビューしている。デビューの経歴が面白くて「ファッション誌でモデルをやってたらとあるオーディションの書類が小室さんの元に届いてそこから即歌手としてデビューした」という経歴を持っている。(ソースは写真集『SELF PORTRAIT』のロングインタビュー)
とはいえ小室ファミリー時代の彼女は「普通のアイドル」という印象であり、そこまで響く訳じゃなかった。彼女の真骨頂は小室ファミリー卒業後だ。
小室哲哉の元を離れてから故・渡辺善太郎(Charaやいきものがかりのプロデュースを手掛けていた平成シティポップの第一人者)に拾われた彼女は本領を発揮。渡辺善太郎プロデュース第1弾であるアルバム『thermo plastic』では今までの彼女が持っていた「平成ギャル」のイメージを完全に覆すことになる。
『thermo plastic』についてはまた後日語るとしてタイトルにある『LOVE LIFE』はその次に発売された渡辺善太郎プロデュース第2弾のアルバムである。ほぼ全裸と言ってもいい彼女のジャケ写が印象的で目のやり場に困ってたのを覚えている。もちろんモデル出身なのでスタイルはいいのだけれど。
そんな『LOVE LIFE』の中で特に好きなのは『FAT FREE』という曲。(『LOVE 2000』や『MARIA』、『キミにKISS』といったシングル曲はノーカン)要するに「強い女」の歌であり、聞いているだけでネガティブな感情が吹っ飛ぶ。マジで。ちなみに曲中で鳴るタンバリンを叩いてるのは渡辺善太郎本人だったり。
とにかく誰がなんと言おうと僕はhitomiが好きである。「パイセン」と呼びたいぐらいだ。