ゲームも人生もこまめな休憩が大事

あゆみ
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公開:2024/2/26

 昨夜から、スマートスピーカーを導入した。先日医師から「寝る1時間前にスマホの電源を落とせ」と言われたし、昨日は寝る前のリラックスタイムの重要性を再確認したところだった。

スマートスピーカー導入

立てた作戦

 私が寝る前にスマホをいじる理由は「音楽を流す」「目覚ましを設定する」「記録をつける」が大きいので、それらを他でやればいいわけだ。つける記録は簡単なものがほとんどだから、スマホを切ったあとは紙に書く。睡眠の質の記録についてはスマートウォッチに一本化して、残念だがポケモンスリープは諦める。そして、音楽と目覚ましは、スマートスピーカーに頼む!

 スマホの電源を切ったらスマートスピーカーが使えないのでは? と思われるだろう。我が家には、電子書籍やweb小説を読むことに使っているサブのタブレットがあるから安心だ。SNSや連絡ツールのあるスマホの電源は切って、タブレットとスマートスピーカーを連携させて、タブレットは見ない、こうすれば液晶を見ない夜が実現できる。完璧な計画だ。

思わぬ効果

 いざスマートスピーカーをセットアップしてみると、「オートメーション」という機能があることに気付いた。「おやすみ」「おはよう」などの決まった言葉をかけると、複数の命令をひとつながりで実行してくれるらしい。

 少しばかりデフォルトから設定をいじって、早速寝る前に「おやすみ」と言ってみた。目覚ましの設定をして、明日の天気と予定を読み上げてもらう。おやすみなさい、と言ってもらったあと、安眠サウンドが流れて、するっと眠りの世界に入ることができた。

 今朝も目覚ましを止めて、「おはよう」と声をかけると、軽いジョークを飛ばしたあと、今日の天気と予定を読み上げ、ニュースまで流してくれた。テレビを見る習慣が遠くなって久しいので、なんだか新鮮な気がした。

 しまいに、今日帰ってきて「ただいま」と声をかけたら、お気に入りのプレイリストを流してくれた。なんというかこう、全部自分が設定したことをさせているだけではあるのだが、SF世界のお世話ロボットを彷彿とさせて、親しみがわくという効果もあった。

もうひとつの気付き

「毎日キャパオーバーしてるね」

 そろそろタイトルを回収しよう。スマートスピーカーと同じタイミングで得た気付きとして、「いつも限界まで頑張りすぎている」というものがある。友人と話して弱音を吐いたとき、「あゆみって毎日キャパオーバーしてるみたいだね」と言われてハッとしたのだ。

 私はいつも、何かに追われている。なにもしていない時間に耐えられなくて、いつもなにかしなくてはと焦っていた。

 でも、限界まで疲れ果ててから休んだら、そのぶん回復に時間がかかってしまう。こまめな休息をとるほうが回復が早い。わかっていても、限界までやってしまうのだ。

夢中なゲーム

 ところで、何度か話している「今夢中になっているゲーム」でも、キャラクターたちを休憩させるコマンドがあるのだが、いちばん順調にゲームが進行するのは、ちょっと疲れたらすぐ休憩をいれるプレイスタイルだ。

 これを思い出したとき、なにか腑に落ちるものがあった。

 ゲームでキャラクターたちのことはすぐ休ませてあげるのに、自分の人生では休ませてあげないのは、違うのではないか? ゲームだって人生だ。自分だって順調に人生をすすめるために、こまめに休憩をとるべきだ。

 一見めちゃくちゃな感じだが、自分の中では筋が通っているので問題ない。とにかく、以前よりも自分を追い詰めない生き方をしようと思えた。

布団でゴロゴロ

 今日は午前中外出していたので、疲れているはずだ。これまでの私なら、帰宅してもゲームをしたり本を読んだりと活動を続けていたが、今の私は布団に入ることを選んだ。

 スマートスピーカーに流してもらった音楽をぼんやり聴いて体を休めたところで、これを書いて、投稿したらまたぼーっとしよう。これまではどこか罪悪感があった「休む」という行為が、今はフラットに受け止められる。腑に落ちるかどうかは、やはり大事だ。