ワクワクをありがとう、読書前ノート

あゆみ
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 昨日(2/13)はゲームの感想をしたためることに一生懸命で、ブログのことがすっかり頭から抜けていた。やってしまった……。まあ、毎日なにかを書くということは達成しているのでいいことにしよう。

 そして今日(2/14)も、なんだかんだ日付が変わってから記事を書き始めている。気の緩みである。Googleトップにあった元素マッチングが面白かったのがいけない。

楽しみにしているYouTube

 前に一度書いたが、私には好きなYouTubeチャンネルがある。「クリームソーダと手帳のある時間」だ。一週間に1~2回くらいの頻度で動画が投稿されているのだが、どの動画も手帳への愛がこもっていて素敵だ。チャンネル主のクリームソーダさんの声も可愛いし、様々な切り口で語られる手帳術・ノート術には発見も多い。

読書ノート3種類

 今日アップされたクリームソーダさんの動画は、「読書ノート」の書き方についての動画だった。読書ノートといえば、感想やレビューを綴るというイメージがあった。それならやろうとして挫折したんだよなぁ、なんて思いながら動画を見始めたら、いきなり衝撃を受けることになった。

 読書ノートには、「読書前ノート」「読書中ノート」「読書後ノート」の3つの書き方があるというのだ!

 クリームソーダさんの動画の特徴として、15分程度の動画の中に3つのテーマを語るのがあるあるなので、今回はそういう3種類を生み出したのかもしれない。が、それにしても、だ。「読書前ノート」? なんだそれは??

読書前ノート

 彼女いわく、読書前ノートとは、本を読む前のワクワクを高め、読むためのハードルを下げるためのノートだという。

 私は読みたい本はたくさん買ってあって、しかし読み始める踏ん切りがつかずに積読と化している。……私にぴったりでは?

 ざっくり私なりに理解した内容としては、読書前ノートに書くのは「その本を読みたい理由」「その本に抱いている印象」「その本への期待」の大きく分けてみっつだ。そんなにたくさん書ける気はしないが、たしかにそれらを言語化できたら、ワクワクが目の前に表れてもっとワクワクしそうな気がした。

いざ、実践

 動画を見るのはいつも風呂の中(ビニールケースに入れてスマホを持ち込んでいる)なので、風呂からあがって落ち着いたあと、私は新しいノートを早速一冊おろした。

 まだ書ける自信がないので、ふせんに「読書前ノート」と書いたものを表紙に貼って、よしとする。挫折したら、該当ページを切って、このふせんをはがせばいいというわけだ。

1冊目は『楽園の烏』

 今月読もう読もうと思って読まずにもう2週間(!)経ってしまった本があったので、記念すべき1冊目はそれにすることにした。それはずばり、阿部智里著『楽園の烏』だ。

 気持ちの面を書くのがメインだが、なんとなく、本の情報も書いておこうかという気になったので、最初は別のところにまとめてあった本の情報から書き出していった。

〇情報

・著者 阿部智里

・サイズ A5(ハードカバー)

・ページ数 339ページ

・刊行 2020年9月5日

・他 「八咫烏シリーズ」第7巻(第二部第1巻)

 なんだか筆がのってきたところで、次から本番だ。まずは「その本を読みたい理由」を書く。動画内で「出会ったきっかけ」という表現があったので、仮に刊行日に買ったとして、その頃自分はなにをしていたのかなどを振り返ってみた。

〇理由

 3年ぶりの八咫烏の新刊だったらしい。買った当時は向こうに住んでいたようだ。近所のスーパーの本屋で買ったのかもしれない。なんかそんな気がしてきた。

 当時はまだ第一部も読み終えてなくて、「衝撃の新章」って帯に書いてあって「新章!? 前の話終わったんか!?」と種類の違う衝撃を受けた気がする。

 第一部を読み終えた今、そして新刊を来週にひかえた今! 第二部に突入したい!! アニメ化もするので先輩風も吹かせたいしオタクとも話したい!

 ……煩悩が抑えきれていないが、だんだん楽しくなってきた。というか、けっこう書けるなと思った。ここまででページの5分の3は埋まっている。

 次は「その本に抱いている印象」を書くことにした。改めて帯のあおり文なんかを読み返してみると、発見がある。

〇印象

 帯に「大戦から20年後の山内」って書いてあってふるえた。今気付いた。え……じゃあ若宮は帝になってるし浜木綿はママになってるし子供がハタチ!? 雪哉も大人になってる!? ていうかおじさん!?!?

 山神はどうなってるんだろ……はじまりの文が「山を相続した。」なんだよなあ……。

 もうかなり読みたい。気になる。すごい気になる。

 私はワクワクを抱えたまま、最後に「この本への期待」を付け足すことにした。

〇期待

 毎回どんでん返しが楽しみすぎて。

 あとは風景の描写がキレイなので勉強になりそう。

 ここまで書くと、あと1行しか書けるところが残っていない。1ページみっちり読む前のワクワクが詰まったページが生まれてしまった。なんだこれ……すご……。

書いてみた感想

 というわけで、わりと軽率に始めた「読書前ノート」の1ページ目が書けた。

 正直、舐めていた。こんなにワクワクが止まらなくなるとは思わなかった……!

 さらに、自分はこんなことを考えていたんだな、と見つめ直すこともできた。こんなにたくさんの感情が渦巻いていたら、そりゃ手も重くなるよな、という気がする。もうそれらはノート上に出してしまったので、あとは宙に浮かんでしまいそうなこのワクワクだけを持って、この本を読めばいい。最高の気分だ。

 今夜はもう遅いし、明日は丸一日予定がある。読めるのはもう少しあとになるかもしれないが、いつになったとしても、このノートを見ればいつでもワクワクを取り戻すことができる。

 積読崩しがはかどりそうな気配がする。楽しみだ!