7.子供の弾くモーツァルト

香魚
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音楽教室の発表会に手伝いで参加した。幼い子たちがメインなので、譜面台を出したり足台置いてあげたりする。曲も簡単なものがほとんどで、3連続でリスのこもりうた。すやすやだ。◆子供の弾くモーツァルトにはえも言われぬ魅力がある。大人になった今では、あの邪気の無さを再現できない。速いパッセージでどれだけ指が回ろうが、子供のころころと転がるような弾き方の方がモーツァルトらしさが出ている気がする。◆自分が弾く番になって泣き出してしまう子がいた。保護者や先生のあたたかい拍手の中えぐえぐしながら弾き終えていてとても立派だった。ただ、トップバッターだったためその空気がずっと続くようになり、その部が終わるまでホールが拍手喝采だった。

2024.1.8

@ayuno_shioyaki
脈絡のない話