2日

あ 罪
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公開:2024/6/2

いよいよやってきたラップスタアキャンプ回

従来通りHood stage通過順から好きな楽曲と発表順(先攻後攻)を選ぶスタイル。ただ今回は4曲新譜を書き下ろしで本当にゼロから制作させるスタイル、鬼すぎるだろと笑った

期待のTOKYO世界はHood stage6位通過。総合能力で見たらたしかに6位くらいだろうなと納得、意外だったのはHEZRONが2位通過なとこだけであとは順当かと

第1試合

抽選の結果 TOKYO世界 vs D3adStock

結論から話すと非の打ち所がない仕上がりのD3adStockには自分を含むほとんどの人が納得の勝利に思える。単純に楽曲、歌詞の構成が誰から見ても良くて次のKohjiyaがこれ以上のものを作る未来を想像するとレベルが高すぎて尊敬してしまう

しかし、R-指定か話していた『家に帰って残っているのはTOKYO世界』はよくわかる。総合力の高い人が作るものは素晴らしくも突き抜けたメッセージ性に欠けるのが欠点とて間違いなくD3adStockはライトユーザー受けする曲も今後書き下ろすだろうし常に90点付近の良質な音楽を創り続ける未来は見えるけどTOKYO世界の及ぼした【普段ヒップホップを聴かない層】にリーチした歌詞と独特なメロディーは海外から横流ししたようなHiphopまたは普段からHiphopを聴いている層としてはお馴染みと違うAwhichら沖縄サウンドに乗せたものに近い日本独自のヒップホップが生まれたようにも感じて心が震えたし、ちょっとしたビジネスチャンスにも感じられた。

個人的な趣向としてTOKYO世界の低音が好きなのでそこをもっと聴きたかったのが本音。サイファー動画が1番よく感じたのは低音が多かったからで綺麗な高音というよりは声帯を締め上げた高音を長時間キープされると正直歌詞が聞き取りづらいし聴いていて疲れるので何回もリピートしたい欲を耳の物理的苦痛で阻止されてしまう。そこら辺の自己プロデュース能力の高さも含めてD3adStockが圧倒的で文句なし、ハチャメチャに聴きやすいしフックも覚えやすい

ただ今後誰が優勝しようともTOKYO世界を追う。それくらい突き抜けた表現力を今後良いプロデューサーや仲間と出会ってより良いものにしてもらいたいし幸せになってほしい

番組最後にRalphの話していた『ネガティブはあとからじゃゲトれない』が多分TOKYO世界最大の武器なんだろうなとしみじみしたまま新曲の歌詞にクラッて30分くらい呆けたのは本当に久しぶりで、売れるために音楽をすることが社会的、長期的にも人生の中で正解だと思うけど自分の存在を証明するために音楽をしてきたTOKYO世界には感情移入しっぱなしで、だからこそ刺さった。君こそが俺、私のヒップホップスタアってヤツらが増える未来すら見えたし俺もその内のひとり。

追記

耳が物理的に痛いのに気付いたらまた楽曲を再生しているのでスルメ曲なんだと認識、伸びしろしかないTOKYO世界の未来に期待。俺たち雑魚でもいけるよ、いいか からのライン気持ち良すぎるなあ