日本人が選挙に行かない理由は面倒くさいからなんだろう。そしてその根底にあるのは投票しても変わらない無駄な負け体験をしたくない気持ちで選挙における成功体験があまりに少なすぎたのと民主主義とは名ばかりの世界と比べるとある程度生活を保証された社会主義が原因な気もしてきた。
自民党が腐敗に腐敗を重ね、いよいよ自浄作用すらなくなり隠蔽と保身を堂々としていても政権交代はなかなか想像しにくい。というのも有権者を含む人間に政治的理念や哲学がなく『とりあえず自民党に鉄槌を下す』票流れが多い気がして仮に政権交代が成立してもいつかの民主党のように少し頼りない空気を醸し出したらまた自民党に戻る気がしてならない。
つまりはこの国をどう変えるかよりも投票に行き負けないところに投じる勢力が強く、結果的に票は割れて組織票が勝つ流れ。何年と繰り返されるこの作業に終止符を打つとすれば政治的理念と哲学をわかりやすく穏やかに語り合う場所の乱立が普通の光景になることと投票における成功体験を増やす教育現場における投票の疑似体験の増加くらいしか思いつかず、緩やかにあと8年くらいはこのままな気はする。
岸田総理も大概嫌われているけど新NISAだけはもう少し評価されてもいい。しかしそれ以外が駄目すぎるから令和最悪の総理として名を歴史に刻むのだろうな。