同窓会に顔出しをしてから頻繁に同級生から飯に誘われる。みんな結婚して子供もいる中で独身が堂々と紛れてしまうことに何の違和感も危機感も持たない自分はやはり危ういのかもしれない。
お好み焼き食べれる?との連絡を受けた際、丁度あしたお好み焼きを作るために春キャベツを買いに行った帰り道で『大丈夫よ』と返信。キャベツの値段も上がったよね〜と同級生の女性陣と話たらきっと主婦トークが始まるのだろうなと少し憂鬱。
地元は本当に静か、道の真ん中で大の字に寝て空を見上げる余裕が何度かあるくらい静かで。春キャベツを手にしたとき感じた『生感』がネット社会から解脱したのを実感させ【キミの描いている綱を引く手には綱を引っ張られた際に手のひらに生じる摩擦の熱さを感じられない】との宮崎駿のドキュメンタリーが思い浮かび、今なら春キャベツを上手く描ける自信があるけどそもそも絵を描くの苦手だわと怒りに任せて予定外のプチトマトを衝動的に買った。