同窓会というものに人生初参加。とりあえずなんとなく顔のパーツはみんな変わらない、変わったのは丸々と太った体型と子供を生んだ余裕から来る理性的な部分と社会性にて培われた敬語のオンパレードで同級生だからタメ口でのスタンスの自分は結構浮いていた模様。
やたらと同級生らに見た目が大学生だの尖ってるだの言われた。逆にみんな本能を抑えて生きていて、サラリーマンしていて偉いなと尊敬。学年で1番のイケメンだった男は今もイケメンで爽やかで眩しかったけど『別に話すことない、でもみんなが何を話しているかは気になるからテーブルに個別に固定カメラつけて字幕ありの配信してほしいよね。それ見て酒のみたい』で意気投合し『会話して感情を出すのが面倒、欲しいのは情報だけ』から陰キャムーブは加速。誰が1番可愛くなったか?カッコイイ大人になったかを言い合い、陰キャ最低だなと戒める。ちなみに私は見た目が若いだけで成長してる感がないと言われて笑いながらファックを示したが、本音を言われるほうがありがたいので唯一楽しめた。
時間が進むにつれ、酒に呑まれた面々がウェイウェイするノリに付いていくのにも疲れたので二次会を済ませて三次会前に脱出。イケメン同級生とエレベーターで少し会話をしたあと、互いに何もなかったかのようにすぐに離散。ジンライムとジンコーク、ソルティドッグにジンバックを堪能しフラフラと寒空の下、瀕死の震えに危険を感じて足早に帰宅。コタツに潜り込み、酒を汗に変えてなんとか生還。夜中の誘惑と酒の残りもありカップラーメンをズルズルズルズルと勢いよく部屋に響かし、イケメン同級生が話していた『子供がいない結婚に意味はないよ』と『結婚しない、効率が悪いと頑ななある日、急にコロッと結婚するんだよ』との進言を思い出す。眼鏡が曇ったのをそのせいにしてラーメンのスープを飲み干した罪深い1日が同窓会と認識した。
次は10年後!生きてるかボケぇ。