観測史上、名古屋の最も遅い猛暑日が昨年と並んだ。今週はまだまだ猛暑日になる日があるだろう。猛暑日になった日数はこれまで最多だった2018年を超え、いまだ記録を更新し続けている。名古屋の暑さは地下街の発展からもわかるように、地上を歩きまわれるレベルではない。
9月も半ばを過ぎた。残暑と呼ばれる時季だ。今年は「猛残暑」なんていう言葉が天気予報で使われるほど、一向に秋の気配が感じられない。今週末の連休に降る雨により、いきなり気温が下がるという予報もあるけど、名古屋の最高気温を見たところ長袖にはまだ早い暑さだった。食欲減退とまではいかないものの、流石に夏の疲れがでてくる。かと言って急に涼しくなっても体調を崩す。
どうやら10月になっても秋はやって来ず、半袖で過ごせるような高温らしい。よその地域に本格的な秋が訪れても、名古屋を含む東海三県だけが暑い可能性がある。秋物ファッションの出番がない。農作物の価格にも影響するだろう。日本の四季は美しいと言われるけど、年々亜熱帯化してきているのは明白で、美しいのは一部の観光スポットだけだ。
私も年を取ったからこの暑さに耐えられないようになってきた。というより昔は真夏でもこんなに高温ではなかったのだ。子どもの頃はせいぜい30℃程度が普通だった。来年の夏はもう少し手加減してほしい。どんどん猛暑日が増えていったら生き延びられる気がしない。