彼らの1stミニアルバム「thirsty」の正統進化作なのでは??と思っています
夏真っ只中を描いていた「thirsty」と比べると、本作は5~7月辺りの初夏がテーマになっていそうなので厳密には時期が少しずれていますが、初夏特有の爽やかさがミニアルバム全体に現れているように感じます
奇妙なコード進行にストレートな演奏を乗せることで、おいしくる流グランジを感じる「空腹な動物のための」やラップのようなパートも出てくるファンクポップソング「黄昏のレシピ」など音楽的にもとても聴きごたえがあります
彼らの表現したい音楽性とポップさの塩梅も絶妙で無理なく聴けるので、最近の作品の中では1番好きかもしれません
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収録曲の多くにミニアルバムタイトル「eyes」を連想させる『目』や『涙』というワードが入っていますが、『足元ばかり君は見ていませんか(シンメトリー)』や『目を逸らさないで(空腹な動物のための)』と歌われているように、自分を自身の目でしっかり見つめてというメッセージを感じました
「空腹な動物のための」のMVでも怪物のような主人公が周りに倣って行進をしている時や鏡を見た時に疑問を浮かべているような描写がありますね
ジャケットに関してはまだ解釈しきれていなくて、卵は命、宝石はお金のメタファーな気もしているのですがうまく楽曲に結びつけられていません。もう少し楽曲を聴いて考えていこうと思ってます
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最初にも述べたように「thirsty」の頃の雰囲気もありつつ、確実に進化した楽曲たちが聴けるので最近のおいしくるを聴いていなかった人にもおすすめしたい作品です
こちらCDも買ったので「phenomenon」の方もじっくり聴いていきたいと思います