食べやすい物が好きだ

bannzai
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人生で時たまある会話が「どのコンビニ派?」だ。これよりも頻度が低いが人生で経験したことある問いに「マクドナルドとモスバーガーどちらが好き?」がある。同じ経験した人もいるだろう。これは「好き」に軸が無いと答えづらいのだが、後者の方は主に味について尋ねられているように思うので味について考える

マクドナルドもモスバーガー美味しい。悩む。結論を出そう。私は単なるハンバーガーの味だけで述べるならモスバーガーの方が美味しく感じる。ただ、「食べたい」で考えると私はいつもマクドナルドを選ぶ気がする。どこにこの違いがあるかを考えた。それは「食べやすい」だなと思った

あたしンちという作品がある。アニメにもなっている。何かの媒体で流れていた時に印象深いシーンがあった。みかんという娘キャラが家庭でご飯を食べているときのシーンだ。みかんはおかずを全てご飯に乗せて食べるのだが、それを他の家族がなぜそうするのか理由を尋ねるシーンである。みかんは「おかずを先に全て乗せて食べた方が楽。ご飯は作業ストレスが少ない方が美味しい」みたいなことを言っていた。「わっかるう」と私は思った

骨付き肉や殻付きのエビが出るたびに「外して欲しい」と思う自分がいる。なんというか味に集中できない。居酒屋に行っても手羽先ではなく、その他の「食べやすい」メニューを注文する選択を自然と行なっている。

モスバーガーは美味しいが、みずみずしい野菜により汁がいっぱい出る。滴り落ちないように食べるときに気を使う。マクドナルドは出ない。食事中美味しい・美味しかったで終わる。魅力が大きくても小さなネガティブで評価って変わるもので、私にとっては「食べやすい」も評価する基準なんだなとさっき買ってきた美味しい「いちご大福」を食べながら思った。

大福なのに包みが開かれた大福の上にすごく大きく美味しいイチゴが載っていて生クリームもたっぷり載っていた。正直「食べづらい」。そんな体験をして思わず書いてしまった。でも美味しかったのでまた買うだろう。しかし全てが大福の皮で包まれてたらいいのにとは思う

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