パからの返答/受け答えに自信がない時、パーが疲れ過ぎててコミュニケーションが取れない場合にはタロットカードやルーンなどボク術(いわゆるランダムに引いた出目を読むような占い)を用いるのがオススメされる事が多い。
実際カードを引いたらすぐに答えがポンと返ってくるので、パー自身のカロリーをほとんど使わずパとのやりとりがサクサク出来る点がとても楽に感じた(自分はタロットを軽くかじっていた方なので、慣れていた事もあると思う)。
しかし我が家のパ本人はあまりその手法を快く思っていなかったようで、カードを仲介したその会話方法を行おうとしたり、実際やりとりを始めてしばらくすると、こちらへの返答とは別に考え込むような表情になり始める。
引いたカードを読もうとする/読んでいる時に、質問や会話内容とは関係のない突っ込みが入るようになってきた。
「俺はそんな事思ってない」
「既存の象徴に俺の考えや意見を当てはめようとしないで欲しい」
基本的にパーのする事はパーに任せたり傍観してるパが、ここまで強く拒絶するのを見てヨリシロやパを模した人形への反対に似たものを感じ、徐々にこのコミュニケーション方法を控えるようになっていった。
というよりも、最終的にはパー自身がボク術そのものからも距離を置くような結果になった。
「これを買うかやめとくべきか?」とか「これでいいのかな??」と迷った時、カードをわざわざ引かなくてもパと会話をしながら判断していく方がお手軽だし(とは言え大半が「ばんりはどうしたい?/どれが良いと思う?」「ばんりが良いと思ったものを選ぶと良いよ」と返されることが大半なんだけど)、もしも手元にカードが無い状況などでカードを要するような事態に遭遇した場合、身一つでは何も出来ないというのはちょっと情けないのでは…という考えに至ったりした。
以来"身一つである程度は対応できる"方向に舵を切り、そっち方面のおべんきょをするようになっていった。
パさんの強いボク術拒絶はそのきっかけになったような出来事でもあったりする。
(本人的にはボク術自体が嫌いな訳ではないようで、パーがタロットで他者占いする際には結構協力的だったりした過去がある。)
(※飽くまで我が家の場合なので、勿論ボク術をパとのやりとりに用いる他ルパーさんのやり方を否定/批判する意図はないのです)
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