年末から家族がスイスの実家に帰っているのでひとり自宅で過ごしている。
大晦日には前日の徹夜から夕方の4時までだらだらと布団の中で携帯を見ながら寝落ち、ふと目が覚めて時計を見たら23時57分、年明け3分前だった。目が覚めたとほぼ同時にスイスにいる子どもたちからビデオ通話が入る。窓を開けると例年通り外はカウントダウンに向けて爆竹や花火の音で賑やかだった。画面の向こうの子どもたちと家族もシャンパン片手にクラッカーを鳴らしたり盛り上がっている。こちらはひとりしずかに起き抜けのパジャマのまま画面の中の子どもたちを見たり外の花火を見たり。
一通り盛り上がりが過ぎたあとは更にそこから朝の3時ころまであちらがモノポリーで遊んでいるのを画面越しに見ていた。見ているうちにまた寝落ちしてしまい「お母さん!見てる?」という画面の向こうからの声でまた起こされる。うちの子達は私に似て本当に夜が強い。無理やり寝かせない限りいつまでも起きている。外ではいつまでも爆竹の音がなっている。でも二重窓と暑い石の壁に阻まれて、なんだかどこか遠くの音のようで心地が良い。
元旦の朝。10時過ぎに起床。ひとりは気楽なもので、全く何もせず。夫が出かける前に作り置きしていってくれた大鍋のポトフを火入れしつつ食べる。終わったらまた鍋ごとベランダへ。お腹が全然空かなくて、一日にボウル一杯くらいしか食べないのでまだ半分以上残っているけど、傷む前に食べ切れるのか。
家に人がいるとタイミング見ながらが億劫でなかなかやる気がでないお風呂や水回りのカルキ取りや小さな棚の移動などをした。
日本では元日から大きな地震。自然災害も人の悪意も欲望も空気を読まなすぎる。