2019年頃から新しい技術(フレームワーク、ライブラリ、ツールなど)を積極的に追うことをやめた。
フロントエンドエンジニアとして働く上で新しい技術を学ぶことは重要だし、学ぶことをやめたらエンジニアとして生きていけないとも思っている。しかし、界隈の流行り廃りは激しく、5年後に使える技術は数えるほどしか残らない。どんなに学んでも常に飢えている状態だった。
有限な時間を有効活用するために新しいだけの技術には飛びつかず戦略的に学習することにした。
方針は2つ。
使い方ではなく仕組みを学ぶ
具体的なことではなく抽象的なことを学ぶ
具体的なこと(コードの書き方、ライブラリの使い方など)ほど実践的で即戦力になるが寿命が短い。2019年当時は予想していなかったが、現在は生成AIが登場し具体的なことは AI がやってくれる。
反面、抽象的なこと(設計方法や思想・哲学など)ほど難しく習得に時間はかかるが応用が効くため寿命が長い。すぐに結果がでないので目先の技術に飛びつきたくなるのだが、そんな木こりのジレンマに耐えて5年間続けた。
結果、視座が高くなってエンジニアとしての基礎体力と自信が向上した。
―― 若干思想が強くなったのはまた別の話。