大学院派遣を終えて、この4月から職場復帰する。2年ぶりだ。
うちの職場はなかなかにストレスフルな職場だ。潰れる人も多い。
どんな仕事をしているか、どんなストレスがあるかは、たぶんそのうち(仕事の愚痴として)書くだろうから、今日は仕事の話ではなく自分のメンタルについて書き出してみる。
実は社会人なりたての頃、パニック障害のようなものをたびたび経験している。「ようなもの」とは正確な診断を受けていないからだ。
突然得体のしれない不安感に襲われ、貧血のように顔面からさーっと血の気が引いていき、立ち眩みのように平衡感覚を失う。そのまま失神するんじゃないかとパニックになる。そういうことが職場でたびたび起きた。
一度職場の医務室に行ったことがある。ふらふらしながら壁伝いに医務室まで行き、貧血を起こしたようだと伝えた。当番の若い内科医は僕の脈拍だとか目の瞳孔だとかを一通り調べて、「貧血には見えませんね。」と言った。結局原因が何なのか、何の症状なのかは分からずじまいだった。
その後もたびたび同じ症状が現れた。職場だけでなく、休日に美容院に行ったとき、病院のママパパ講習を受けているとき(当時妻が妊娠中だった)、あとは実家に帰って親と話しているときも症状が出たことがある。ようするに「その空間から離れることができない」というタイミングで発症した。
自分なりに調べてみて、どうやらこれは貧血ではなくパニック障害じゃないかと思うようになった。「その空間から離れることができない(逃げることができない)」という不安を感じた瞬間に襲ってくる。
ただ幸い、社会人生活に慣れるにつれて発症の頻度は減っていき、社会人4年目以降はほとんど発症しなくなった。ただ、最近でもたまに軽い症状が出ることがある。
いま不安なのが、2年ぶりに職場復帰して、また当時のようにあの症状が頻発するんじゃないかということだ。ストレスフルな職場だ。潰れる人も多い。
大学院派遣を終えた直後なので、周囲から「今まで良い思いをしていたんだからその分身を粉にして働けよ。」という無言の圧力を受けるような気がする。なのでそう簡単に潰れるわけにはいかない。
この「周囲からの無言の圧力」や「そう簡単に潰れるわけにいかない」という状況が、逃げることができないときに襲ってくるあの症状を誘発するんじゃないかと心配だ。
とはいえこればかりは騙し騙し慣らしていくしかない。もし症状が頻発して日常生活に支障が出たら、今度は職場の医務室ではなく、ちゃんとした心療内科なり精神科なりを受診しよう。