大学院で得たもの

ベル
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この2年間、職場から支援を受けて社会人大学院生をやっていました。専攻は公共政策で、分野は社会保障・社会福祉・雇用労働政策です。

3月に卒業してから大学院での成果を書こう書こうと思いつつ、結局今になってしまいました。

職場からは、国立大学を選ぶこと(私立は学費が高いので)、仕事と直接関係する専攻を選ぶこと、修士論文の主題と研究計画は職場の許可を得ること、という制約が課されていましたが、2年間仕事から解放されて研究に専念することができたのはとても贅沢なことでした。

そもそも大学院に通いたかったのは、遠い将来今の職場をやめて研究者になりたい、そのためには最低限修士号が欲しい、という(職場からみればある意味よこしまな)野心があったのです。組織の決裁や同意を得るわけではなく自分自身の責任で研究して論文を発表する、という研究者の生き方に対する憧れがありました。

なので2年間の大学院生活での目標は、修士号を取ること(これは最低限)、少なくとも1本は査読付き論文を発表すること、学会に所属して卒業後も研究に携わる場を得ること、の3つでした。

結果的に、無事修士号を取り、在学中に査読付き論文を1本公表することができました。また、幸いにも社会政策学会に入会することもできて、研究を継続する場を確保しました。近々開催される学会の年次大会でさっそく発表の機会があります。

また、職場の外に人間関係を広げることができたことも、おそらく自分の人生にとって大きな成果だったと思います。

とはいえ、これらの成果を将来に活かすためには、職場復帰したこれからも研究を継続し、定期的に論文を書いて投稿したり、学会で報告したりしなければなりません。いままで仕事から解放されて大学院生をやっていたので、世間一般から見れば相当な甘ちゃん社会人大学院生だったのですが、これからは仕事と研究の両立をしなければならず、忙しくなりそうです。

ひとまず今日はこの2年間の成果の報告でした。

@bell
ベルは昔飼ってた犬です。日々の日記。