その時々に考えていることや気持ちを誰かに吐露するという行為は、もしかすると「食う・寝る」と同じくらい生きるために必要なんじゃないかと思う。
ところがこれは案外難しい。いつ誰にどのくらい話すのか。はたして聞いてくれるのか。
この点、日記というのは良くできた仕組みだと思う。そのとき考えていることを日記に書き出してみると、自分の思考や感情を整理することができる。対面のコミュニケーションではうまく吐露できなかったことも、日記なら自分のタイミングや方法で吐き出すことができる。
その日記を後生大事に隠し通すか、あるいは誰かに読まれることを期待してどこかにそっと置いておくのか、はたまたできる限り沢山の人に見てもらいたくてSNSにアップするのか、それは人それぞれだろう。
これまで僕は、自分の考えや気持ちを素直にそのまま吐露するということをあまりしてこなかった。どういうわけか、身近な人、例えば家族や親しい友達には、自分の考えや気持ちを吐露することができないからだ。
とはいえ冒頭書いたように、気持ちを誰かに吐露するという行為は生きるために必要だ。「誰かに聞いてもらっている」という実感が救いになる。
そこでこれからは僕も日記を書いてみようと思う。この日記はなるべくなら身近な人の目に触れないところに置いておきたい。でも誰かに聞いてもらいたい。ということで、この「しずかなインターネット」に置いておこうと思う。
何を書くか、どのくらいの頻度で書くかは分からない。もしかしたら愚痴が多くなるかもしれないし、「不安だ」「気分が沈む」みたいな負の感情を吐露するだけになるかもしれない。でも思いついたことをそのまま書き出すことが大事だと思うので、特に制約は設けないで書いていこうと思う。