2月末に風邪をひいてからずっとうっすら体調が悪い
平らなオムレツを作ろう!
小説の最後に解説がある意味
免疫が落ちてきてるってことだよね。もっとたくさん年を取ったら、こういう小さい風邪からどんどん体がうまく回復しなくなって死んじゃうんだと思うと、久しぶりに死を身近に感じています。ゆったりとした終わりの足音が聞こえる。今は遠のいていってるけど、もう少ししたらずっとこっちに来るままになるんだな。
学生のときだったか、胃腸炎で入院したらなんらかの誤診により「すぐ心臓が止まるかもしれない」とか言われて(おもろいね)、そのとき急激に頭のてっぺんから足先まで冷えていったあの瞬間、あれが初めて死の感触を味わった瞬間でした。ただの胃腸炎だったけど、医者に「親に連絡して」ってスマホ渡されたときはヒエヒエの声で「死ぬかもしれないって」って言いました。あの感触をまだ覚えてるし、入院して目が覚めたとき、お父さんの顔がいちばんに目に入ってきて、安心したのをまだ覚えています。青森から母とすっ飛んできたみたい。私の部屋が本当に汚くて、母親に怒られたっけ。部屋は引っ越した今も汚いです。ごめんね。この経験は走馬灯のひとつになると思う。
なんにせよ、2月末の風邪は私のなかで死のパターンが具体化されたよねって話でした。事故ではない限り、急に死ぬんじゃなくて、こうやって一か月二か月かけてゆっくり死んでいくんだよね、みんな。
こないだオムレツ作ったんだけど無事フライパンからこぼれてムチャクチャになっちゃった。味は美味しかったよ。なので今日はイギリス風の平らなオムレツを作るよ。塩とバターと胡椒で大体美味しくなるよね!
小説を読むと最後に「解説」ってあるけど、長いことこの解説がある意味がわからなかったんだよね。でも先日『コンビニ人間』を読み終わったとき、頭のなかを整理したくて、他の人の意見が読みたくてたまらなくて解説を読みふけったよ。つまりこういうことなんだろうな。解説って一番最初に触れる知恵者の感想だから頭の整理に使うんだ。そういえば項目名も「解説」じゃん……!? 自分のなかで消化できない感情があるときや落ち着きたいときに解説って読むものなんだね。今はネットで調べてもまとめブログとか浅い言葉がトップに出てきてしまうから、やっぱり本は密度が濃くて素晴らしいな……と思いました。