星の源

biccchi
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星が生まれるときを超新星(Supernova)というんでしたっけね。どういうことが星が生まれるトリガーになるのか、すごく興味があるのですが、たぶんこのタイトルでACIDMANのボーカルに何か記事をかかせたら30巻以上の大作ができるんだろうなと思う。おはようございますびっちです。もちろん宇宙の話がしたいわけではなくて、某アーティストのことに最近興味しんしんなのがこのタイトルの由来です。

最近は仕事が本当に忙しくて充実しています。数年かけてすすめてきたことの大詰めを迎えるとともに、大詰めを迎えるということは次の準備もはじめきゃで。会社内で新しい仕事を始めるのもあり、その準備をひーこらひーこら、楽しく過ごしております。きっついなぁと思うこともたくさんあるけど、基本的には楽しい。

また、プライベートではジム通いを再開させております。これはこれでなんかエントリかけそうだなと思っていますが、最後に通っていたのが2020年の頭、いわゆるコロナ渦前までだったんですよね。あの頃は30kgちかい重量のバーベルを肩にかけてスクワットなんてしてたもんですが、コロナ渦もありジム通いは一度ストップ。そのあいだ筋トレどころか、出社もほとんどせずに在宅勤務するスタイルにかわって、どんどん体力が衰えているのを感じておりました。(だからこそ老いを扱う音楽にとても弱いのかもしれない)。なので今はリハビリ期間。「このマシンでは昔何kgの重量でやってたな、今はこれぐらいの負荷までだな」「ジョギングマシンではいやにならずに60分つづけられるスピードは今ならこんぐらいで、傾斜はこんぐらいだな」ってのを確かめながら。嫁さんと通っております。

あとはたくさんライブにいっております。4月1度もブログをあげてないですが、ブログをあげてない間に下記をみにいってるそうです。※黄色線はspotifyで作成したセットリストのプレイリストに飛びます。


2024/03/30(土) 乃木坂46/サンボマスター@さいたまスーパーアリーナ

2024/03/30(土) ACIDMAN/BRAHMAN/MAN WITH A MISSION@さいたまスーパーアリーナ

2024/03/31(日) さだまさし@さいたまスーパーアリーナ

2024/03/30(土) GLAY/怒髪天@さいたまスーパーアリーナ

2024/04/13(土) SYNCHRONICITY@渋谷(Texas 3000/downt/No Buses/Acidclank/揺らぎ/KIRINJI)

2024/04/13(土)-2024/04/15(月) 【配信】Coachella'24(The Japanese House/The Beths/Faye Webster/L'imperatrice/Chappell Roan/Brittany Howard/The Last Dinner Party/bar itaila/Bleachers/Blur/Vampire Weekend/Jon Batiste/Tyler, the creatror)

2024/04/26(金) Ken Yokoyama/The BONEZ@立川ガーデンステージ

2024/04/27(土) THE YELLOW MONKEY@東京ドーム

2024/05/04(土) VIVA LA ROCK@さいたまスーパーアリーナ(ペトロールズ/Tempalay/SUPER BEAVER/indigo la end/Vaundy/星野源)


ってところで、今こんな線が書ける機能をはじめてしりました。俺はまだこのサービスを全然理解していませんね。。

てことで充実してるぶん、ブログ書く時間が全然なかったんですね。本当は今日書きたいないろいろ、って嫁にも宣言してたぐらいだったんですが、相当仕事も含めてカラダがガタきてたみたいで、寝たり、メシくいにいったり、好きなメシつくったり、音楽きいたりと、心身のリラックスしてました。てことで、さぼってました!すみません!

書きたいなと思う素材はこの間にもたくさんあって、ちょこちょこっと非公開でネタだけ書いたりしてるのですが。形にしあげようと思うと時間がないなぁ、という感じであります。でももうそういう大それた形でブログ書かなくてもいいかなぁって気になってきました。最初たちあげたときは、15年ぐらい文章書いてないぶんのうっぷんを晴らすかのように長文書いてましたけどw 別に短くたっていいじゃんね。自分で縛ってるだけじゃんね。

てことでまたゆるーく自分のペースで再開してこうと思います。古いライブレポとかがちょこちょこあがっていくかもしれませんがよろしくお願いします。

さて、自分にとっては一つの事件のお話でも。

簡潔にいうと、星野源を好きになりました。

なんだろう、この気持ちはなんだろう。プリズムのきらめき?与田ちゃんが俺をわんわんと名付けたとき?AIR JAM 2016の夜にまっつんからの電話でうおおおおって吠えたとき?なんかどれで例えたらいいのかわかんないんだけど、星野源が好きです。リアコレベルです。信じちゃってると久々に言いたい。

俺の昔を知っている人なら少しわかりますよね。俺は星野源を避けてとおってきました。星野源はSAKEROCKというバンドを組んでいたんですけど、SAKEROCK時代にライブをよく見ていて。SAKEROCKの慰安旅行のアルバムがすごい好きでねー。イベントもワンマンもいってたもんでした。そのあとどんどん人気が出ていくにつれて、ハマケンギャルとげんギャルがどんどん増えてきて、客から黄色い声が飛ぶようになってから、「ああなんかアイドル化しちゃったんだな」と思って気持ちが離れていったのでした。俺の中ではエイトメロディーズまででした。2006-7年ぐらいの話ですよねそれが。ちょうどELLEGARDENも大変になりはじめた時期だからなんとなく覚えてる。。

星野源がソロをはじめたときは少しライブを見て、「うん、客が源ギャルばかりだね!!」ってまともに聞かずに聞かず嫌いしてました。それもたぶん2010年とかそんぐらいのころ。

それからは本当に興味ない時期が続いて。星野源が好きな女性のタイプの話をしては、「こりゃ源ギャルが悲しむなぁ」なんて思ったこともあった。基本的には興味がなかったけど、星野源、もしかして今きてる?って思い始めたのが2015年。それこそ今年の10曲企画を毎年やってるけど、この年やたらと「SUN」を選ぶ人が多くて、その年のTOP10に入ったのを覚えています。きゅ、きゅうに売れ出した!?なんでまた?!と思ったものでした。不謹慎なことに、くも膜下出血で倒れたあとだったし、そういう復活祝いのあれなのかな、と思っていたものでした。

そんな俺を一気に「このひとすげぇのでは?」と思わせたのが翌年の逃げ恥フィーバー。恋ダンスフィーバー。あのドラマの力もあったし、星野源の書いた曲の力もすごかった。それこそ、星野源だけじゃなくて、PerfumeのMIKIKO先生が恋ダンスにかかわったというのも大きかった。いろんな要素があって、星野源はずっと気になる存在ではあった。でも、一度避けた手前なのか、特に手はださなかった。

「Pop Virus」というタイトルのアルバムを出したときは、タイトルだけでこいつはただ物ではないと思った。小沢健二以来の、自分が面白いと思うことをちゃんとお茶の間に届けようとしてるやつが出てきたとタイトルだけでわかった。しかもちゃんとポジティブと中指を立てるのを同居させて。でも、まだ乗り切らなかった。

そんな俺が、ためにためてたせいなのか。2024年。ころっとやられました。

オードリーの東京ドームがすべてのきっかけでした。オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームをみにいった(これはこれでいつか感想かけたらいいですね)わけですけど、オードリー東京ドームのテーマソングとして書いた「おともだち」があまりにもすばらしくて、ドームでオープニングムービーと一緒に聞いたこの曲で、もう一発でやられた。

オードリーに似た古き友人ふたりが、オードリーのオールナイトニッポンを聞いてすごした15年を描いたオープニングムービー。ここだけで感極まってしまった。

この曲は本当にすごい。オードリーの心臓部分をわかってるひとじゃないと書ける曲じゃない。あちこちオードリーやLIGHTHOUSEでの共演も含めて距離が近づいたとはいえ、ここまでオードリーの本質を3分弱で描くことができるだろうか。オードリー本人だってできないだろうし、サトミツにだって絶対できない。これは近い人たちではできない。第三者でありながら圧倒的理解を持っている人にしかできないことだ。「やだわー」って言いながらゲラゲラ笑っている二人の絵が浮かぶ。

タイトルもいい。「おともだち」。友達でも、相棒でも相方でも仲間でもなく、おともだち。学生時代の親友から相方になった、相方同志ではあるし、ラジオではずっと話続けるけれど、プライベートで今更仲良くするのもちょっと気恥ずかしいような、そんな関係を、ひらがなにして「お」を一個足すだけで表現しきる。

イントロもちょっと普通じゃない。俺には小学生の頃に遊んだファミコンのイントロのように聞こえた。

全体的にまじめにふざけ続けてきたまんまここまできたんだよ、ってことを表してくれてるようで、それがオードリーに対しての誠意に見えてしかたなかった。変に感動的じゃないのもいい。それが余計に感動的なんだけど。

なんでこんなことできるんだ?って一度思ってしまったら、星野源への興味がとまらない。聞き直してみて星野源の「ドラえもん」という曲に今度はやられてしまう。なんだこの出てくるキャラ全員おいていかない曲は。しかもこれは最近やっと気づいた(というか星野源のライブを見てから気づいた)けど、途中の間奏は「ぼくドラえもん」からの引用じゃないか。。あったまてっかてーか、さえてぴっかぴーか、そーれがどうした、ぼくどらえもーんー。じゃないか。なんなんだこの男は。

そして、それを「何かを救わなきゃ」という気持ちでやってないのもよくわかる。そうすることが自分にとって一番わくわくして楽しいことなんだ、と思って創作にとりくんでるのがよくわかる。

俺が小沢健二を好きだった理由を全部もってるやつがいる。

そこからは、俺より前にオードリーにはまり、俺より前に同じように星野源のすごさに気づいていた嫁さんに導かれるようにLIGHTHOUSEをみたり、星野源が出演したあちこちオードリーを見て、ただただ感服していた。

ちょうどそのタイミングで、VIVA LA ROCKというフェスティバルに星野源の出演が決まった。

即決でチケットを申し込んだ。嫁に了解を取る前ぐらいに申し込んだ。当選し、無事いけることになった。

10年以上の時を経て。俺はあんだけ避けてきた星野源を一番の目当てに、ライブをみにいくことになった。

(つづく?)

@biccchi
びっちです。