私は、文章を書こうと思ったことがこれまでに何度もあった。
詩でも、小説でも、ブログでも、とにかく人の文章を読むことが好きだった。
しかしいざ書こうとすると、「文章の基礎を勉強をしてから書くべきでは?」
「書いたところで誰も見ない。私が書いても何も意味がない」
そう思ってしまう。謎の自己肯定感の低さ。
それに合わせてとにかく飽き性で最後まで書ききれずに終わる。
140文字程度でぼそぼそと呟く程度でちょうど良かった。
“いいものを書かなければいけない”
という思い込みが、いつも私を躊躇わせていた。
でもそれ以上に、この自分の内側に渦巻く何かを吐き出したい思いが強くなり、文章にすることにした。
別に下手でいい。上手くなくていい。誰にも届かなくても。
ただ自分の思いを、言葉を、何か残してみたい。
嘘。
少しだけ私を見て。
そんな気持ちでつらつらと書き始めてみようと思う。