ざっくり言語化
アニメ塗りをベースにエアブラシでの陰影
色数は少なく、けれどインパクトの強い色づかい
ライティングとアオリの構図で圧のある雰囲気を演出
経緯
テーマは「片道切符」
駅を貸し切りにしてもらえるとか、駅を模した施設で何をしてもいいって状況なら、自動改札機を無理に押し通ってみたり、逆走してみたりしたいと思いながら、電車通勤中に着想を得た
(通常営業の現実の駅では絶対にしません)
制作の記録_1 でも登場した奈利と、JR山手線の自動改札機をモチーフに
奈利は手癖で描ける、というのもちょっとある
こだわり
南京錠で髪を結い、その鍵を首から下げた青年:奈利(ないり)
南京錠と自動改札機の「閉ざす」イメージ
自動改札機の上に座る不遜さ
引き返すことを許さない威圧感
奈利はこういう不穏・治安の悪い絵で登場することが多いので
そういうのもまとめて言語化していきたい。
作業日程
23/12/14, 15:ラフ
*年末でリアルの予定がたてこみ、一時離れる
23/12/24, 25:自動改札の資料となる写真や3Dモデルを探し回っていた
これを描くために自動改札機の3Dモデルをいくつか買っている
23/12/26:線画が完了
23/12/31:配色、ベースの陰影
*年末年始は趣味のコーディングをしてたり、コピックに凝ったりしていた。寄り道。
24/1/14:人物の陰影
24/1/15:人物以外の着彩・仕上げ
24/1/18:完成
(下:アイデア出し段階。左端が今回採用したモチーフ)
雑談
2023年12月〜2024年1月と年をまたいで制作した。
根気
MediBangPaintを使用、現物は600dpi、A4サイズ。
5年くらい前のiPad miniでは厳しい場面もチラホラ。
このあたりの動画も参考にした
陰影の方向性はアニメ塗りではあるものの
彩色プロセス自体はグリザイユ技法
配色が苦手なので調整しやすい
ディスプレイによって見え方が違って悩む
デッサンやパース・縮尺はかなりフィーリング
正確ではないが、ある程度は意図して妥協した通りの出来
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