「力が欲しい」の"力"を個人的視点で明らかにする

びきニキ
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びきニキです 仕事ではまだ業務っぽい業務を全然していなくて、お客さんという感じです(チーム体験中)

...が、チームの全体像を掴んでいる今だからこそ言語化するべきことがあるので、それらを踏まえてダラダラと2024年下期宣誓っぽいものを書きます

我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか

「私は弱い.....もっと強くなりたい....」と思うことは数多くありますが、この場合私は何を求めているんでしょうか。

「技術力」?何を以って技術力とするんでしょうか。多分このあたりは人によって違いそうなので、それを明解にして下半期の方向性を決めるのがこの記事の目的です。

この記事を書くまでにやったこと

社の尊敬人物の書いた文章を覗きまくって自分に足りていないところを考える

私はどういう人を尊敬しているか

  • その時点での最善判断がサクッとできる人

    • 最善とは:後から振り返った時に、適切な判断だったと言える行動

    • なぜか:正しく自分の担当分野の理解ができていて、知識としてそれがすぐに取り出せる状態にあるということだから

    • 若干違うけど、鶴の一声ができる人も好き 権威者だけとは限らず...

  • これまでの歴史背景(過去)を踏まえて、常に「今」だけじゃなく「未来」を見据えて動ける人

  • 色々なものに対して、知的探究心を持って深くまで掘っていける人

    • ここで言う知的探究心って:楽しみながら、無意識的に知識の繋がりと繋がりを意識してより遠くまでいける人みたいなイメージ

  • 物事の繋がりと繋がりを上手く導き出せる人

    • 一見異なるようなものでも、高い位置(抽象的な部分)で共通点を上手く見つけてそれぞれを繋げていける人

あと私がすごいと思っているのは「技術なりデザインなりの専門分野で具体的な名称が出てくる(=自分の知らない名称なのでなんかすごそうだと思う)こと」なのかもしれない。

振り返りの中で具体名を出せるってことは、雰囲気理解ではなくちゃんと理解してそうなイメージが個人的にある。私はまだそれを出来ない。

でもこのあたりは単純に持っている知識量の違いだからそんなに気にしてない。これからできるようになる。

どういうふうにすれば近づけそうか

  • 愚直に少しずつ知識をインプットして疑問を残さないようにする

    • まだ戦力になれないけどそれは仕方ないと割り切るしかない

    • 急がば回れ わからないことを1つずつ潰すくらいの意識

    • だがしかしそんなことを言ってもすぐ新卒じゃなくなる 時間は待ってくれない 無常 時間は有限

  • 人の考えだけでなく、その考えに至った背景も聞く

    • 発言の意図や背景を考える癖をつけたい

  • 新しいことを知ったとき、身近なもので具体例を探すようにする

    • 私の特性として「日常のもの」で具体例を考えると楽しく理解できる

    • 最初から高い位置で共通点を見つけるのは難しいので、そういうベタなところからでも共通点を見つける癖をつけたい

  • 本を読む

    • 物事を掘る力って「視点をさらに変えて捉える力」でもあると思う

    • 自分の世界に閉じず、たくさんの人の考えや視点を取り込むという目的でもっと本を読みたい

改善したいところ

  • 分報で察してくれ人間になりかけている:うちの分報は誰でも見える位置にあるし全くクローズドではないと思っているんだけど、分報に書いたやんわりした疑問をみんなが拾って答えてくれる(ありがたいことに)。でもこれに慣れすぎると「察してくれ人間」に成り果てる可能性も見えていて、どうにかしたい。質問構成スキルが落ちていきそうで怖い。「質問すべきこと」「自分で考えること」の境界を引くのが難しくなっている感じが既にある(とりあえず今は10分調べて分からなかったら聞くようにしているが...)

  • 自分の理解を示すのに若干の抵抗がある:極力頑張ってはいるし、メチャクチャ大事なのもわかる。今よりもっと分報になんでも理解を垂れ流していきたいとも思ってる。でもちょっとだけ理解度を晒すのが怖いときある。理由は単純明快で、邪魔なプライドがあるから。早く折りたいと常に言っている。

  • 本質から目を背ける:致命的すぎる。でもこれは人から何度も言われるくらいクリティカルな問題として鎮座中。ポジティブ思考すぎて「どうにかなる」「次頑張ろう!」と問題を深掘りせずに流しちゃう。マジでよくない。今は心に「深掘りが得意そうな人間」を憑依させて対処しているが、たまにその対処忘れるし、その上で浅いのでもっと多角的な視点を身に付けたい。あと普通に物事をちゃんと考えるのも苦手(考えない方向に頭が流れがち)で周辺処理が苦手なので、これも流石に鍛えたい。...社会人としては有り得ない致命的問題を抱えている。

  • 勢い"しか"ない:これもメチャクチャ言われるので割合的にはデカい。勢いがあること自体はいいと思うんだけど、これを使える時期って若手のときしかないから諸刃の剣。特に勢いだけで成り上がってきた私はスキルが圧倒的にないので(中身が空っぽ)、このままだと死ぬのが見えている。地に足を着けられるような何かを得ないといけないと思って半年が終わった...。とりあえずは目の前にある技術タスクを精一杯こなそうと思う。

この記事書きながらまさに「力が欲しい」と思ったけど、これを考えていたタイミングの"力"が指していたものは「読者が読みやすいような記事の構成力」と「理解しやすい言葉として自分の考えを吐き出す力」だった。

つまり自分が力不足を感じるタイミングのとき、足りていないスキルをいちいち言葉として明確にするのはめんどくさいから雑に「力が欲しい」とネタっぽく置き換えて楽をしている説がある