ユーザーインタビューを行うときに、部分について聞くと全体を把握できない。一方で全体感を聞こうとすると部分の深掘りが疎かになってしまう。これはトレードオフの問題
この問題をどう捉えると良いのか?
全体について広く聞いても表層的な情報しか得ることができないので、やはり部分に関して深く聞いた方が良いと思う。部分の深掘りを横に広げることで全体を掌握する方法はあると思うが、それだと時間がかかってしまう
では、全体の中の部分について只管に深掘ったとして、そうすると全体感を掴むことができない
つまり、これはトレードオフ
ゴールは、「全体を漏れなく把握すること」だと思うが、それはできない。なので、当てを付けてリサーチすることになる。「全体を完璧に理解することはできない」と言うのはリサーチの前提
この前提を置いたときに気になることは、全体の部分をリサーチしたとして、もしかしたら全体の中の着眼すべき部分を見落としているかもしれない、ということ。なので、そう言う見落としがないように慎重に仮説を立て、リサーチしていかないといけないのだと思う。それをどうやるか?と言うと、「topdownとbottom upの合わせ技」が答えとなる。仮説を検証(topdown)しつつ、同時に仮説を探索する(bottom up)ことで部分にフォーカスしつつ全体にも目を遣ることができる
と言いながらもどの部分に着眼するか、は人によって異なる。これはセンスによって決まる、ので論理に落とすことはできないと思う
誰も気付けなかった所に気付けたとしたらそれはセンスだし、何も無い所を無理やり何か有る所に変えてしまう人もいる。これもセンス
センスをどう発動するか?↓↓
成功者を探し、その人にやってもらうのが良い(センスを発動する方法 = 成功者にリサーチしてもらう)。「成功した」と言う事実が「センスがある」ことを示す確かな状況証拠なので