湖に小石を投げると小さな波紋が広がり直ぐに消えてしまう。過去にそんなシーンを沢山見てきた。これをやると良い、これをやれば変えられる、と思い立ちやってみるものの難しい。元々あるものを変えるのって途轍もなく難しいことなのだと思う。変われなかったから変わっていないのであって、変われなかったのには理由がある、きっと深い理由(原因)がある
大きいことをやろうとしても変えられないなら別の方法を考えるしかない。通常とは違う別の方法を考える所から始めると良いのかもしれない
一見大きな波を起こせそうに見えてしまうがきっと起こせないことを念頭に、なら何をしたら良いのか?を先に考えた方が良い
目に見える大きな問題や欠損部分に着目しそれを解消しようとしても難しいのである、そのことを頭に置き、別のアプローチを見つけるべきである
王道のやり方で王道の着眼点に王道のアプローチをかけても何も起こらない。もし、そこで何かが起きる(問題が解決される)なら、既にその問題は消えている筈である。誰もが思い付く方法で解決できないから今そうなっているのである
では、何をすると良いのだろうか?
一つあるのは「その道に詳しい人の話を聞き、そこからインサイトを得る」と言う方法である。所謂ドメインエキスパートの考えをトレースできれば答えが見つかるかもしれない。もう一つの方法としてあるのは「本とかメディアに目を通し、一旦自分だけで答えを作ってしまい、誰かと壁打ちし仮説を作ってしまうやり方」。このやり方こそこの状況においての "王道" なのである
どのセグメントを狙うべきか?潜在課題とその裏にある原因構造。どうやって課題を解いていくのか?そのストーリー。それらを先に考えてしまい壁打ちし仮説精度を上げていくと良い