「できるけど知らない人」と「知ってるけどできない人」の違い

週3でパーソナルトレーニングに通っている。トレーナーさんは数名いて、「トレーニング歴15年以上の人」と「トレーニング歴数年の人」がいる。2人の自分への接し方は全然違う(顧客側だから分かる (2人と日々、別々で1対1で接しているので) )

「トレーニング歴15年以上の人(Aさん)」

この方は「できるけど何ができるのかよく分かっていない人」という印象。こんなやり取りがよくある

「じゃあやってみましょう」と言われ、やってみる

10回1セットをやり終えると、Aさんは、黙って何か考え、Aさんも同じことをちょっとやってみたりする。その後にこんなことを言われたりする

「右肩をもうちょっとだけ引きましょう。こんな感じで」と言いながら、やって見せてくれる

このやり取りの中で思ったことがある。「私のフォームを見て何か違和感を感じ、それが何かわからないから、Aさん自身も同じことをやってみて、感覚的に(明確な言語に落とさずに)違和感を突き止めようとしているのかもしれない」と。「こんな感じでやってみましょう」みたいに言われる。あまり "言葉を使わない" スタイル

一方で、

「トレーニング歴数年の人(Bさん)」

は、全然コミュニケーションスタイルが異なる

こんなやり取りが多い

「何とか何とか筋を意識してやってみましょう」

(やってみる)

「何とか何とか筋に効いている感覚はありますか?」

「あ、あります」

「Good!」

「何とか何とか筋を収縮させるイメージでやってみましょう」

こんな感じの会話。こう思うようになった。「この人色々知っているけど、できない人なのかもしれない(Bさんに教えてもらい、その結果できようになった感覚がないので)」

世の中には「できるけどそれが何か分かっていない(言語化できない)人」と「できないけど知ってる人」がいる。で、後者は増殖し続けている(情報社会なので)

人と接するときは、この人は前者に近いか、後者に近いか?を見極めた方が良いと思う

@blackblue
日々の出来事や人と話して知ったことを書こうと思う。