ここに「業務理解とは何か?」について書いたが、ここでは「業務理解の先で分かること」について書こうと思う
業務を理解する目的は、複雑な業務フローの中にある課題を見つけそれをシステムで吸収する形で解くこと( = 業務改善)。業務自体を変えることで課題を消してしまう方法もある。業務を分割し、一部をシステムに置き換えることで業務円滑化を狙うこともある。業務効率化への道のりは色々ある
だが、これには時間とコストがかかる。現状の業務を変えるとはどういうことか?と考えてみると分かるが、現状のどの範囲の業務をどこまで変えるのか?と言う問いは深淵。業務とはどこまでも広がるものなので、一部分を切り出してそこだけ改善すると言うのは実質不可能
このような概念モデルをイメージした上で業務理解を行い、next actionを検討すべきである
では、(本題である)業務理解の先で分かることは何か?ワークモデルを描いた先にあるもの(分かること)とは?
人と人との関係性(上下関係等)とそこで行われるコミュニケーション
その人を中心とした時間軸の流れと接点を持つ人達
その人以外の人達のシーケンス(どのような活動を行っているのか)
どこで何をしているのか?物理空間 or インターネット上
どんな道具・ツールを使っているのか。何のために使っているのか
扱っている情報とその加工工程、情報の移動形態(紙 or デジタル)
これらのことが分かる。ユーザーの業務実態を立体的に見ることができる(立体空間に存在している(動的に変化する)課題が見えてくる)