ポケミクのはなし

しずむ
·
公開:2026/4/5

きみは わしの ポケミク がたりを

ききに きたの かね?

  ▶ はい 

   いいえ

(ここを作品の感想語り的な使い方するのは自分的にあまり想定してなかったんだけど、くらった衝撃がすごくて!思うより遥かにこのコンテンツに𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬を抱いているな!?となったため、せっかくだからレポートにしっかりかきのこしておくか!という記事です。とてつもなく長い)

ポケミクこと『ポケモンfeat.初音ミク Project VOLTAGE 18Types/Songs』は、その名の通りポケットモンスターと初音ミクの公式コラボ企画。

18Types/Songsとあるように、ポケモンの18タイプモチーフのミク&相棒のデザイン画の公開を皮切りに、18組のボカロPによるゲーム内音楽を使ったミクオリジナル曲、描き下ろしイラストなどが次々にくりだされていった!

わたしは、ミクともポケモンとも人生の過渡期に出会って、その後は近すぎず遠すぎずの距離感で付き合ってきた。思い出として片付けるにはあまりに日常だったし、かといって趣味です!オタクです!と誇れるほどの熱心さはない。そんな人間にポケミクはよく刺さった。懐かしくて、あったかくて、創り手・受け取り手双方の大きな愛が感じられて……改めてすごいコンテンツ同士が手を組んだものだと思いながら展開を楽しみ、時に受け取った愛の重さにベソベソ泣いていた。

その後、更に9組のボカロPによる楽曲が制作されることとなり、3×9の全27曲が公開になった。この全曲を引っさげて先日初のライブが行われた……のだが、このライブがすごかった!!!

とはいえ3月中ずっと病み散らかしていた非カントー民なので現地参加!とかではなく、おうちで大人しく配信を見たに過ぎない。にもかかわらず、すごかった!しか言えなくなっており、なんなら巨大感情に押し潰されて一周回って虚脱状態になるなどしたので配信で正解だったと思っている。

ここからはライブ演出と原曲のここがこうかばつぐんなんだよ!ていう乱文をだらだらとセトリ順に。冒頭4曲分の映像は公式がYouTubeに載せてくれているのでよかったら見てみてね。

セトリ順にって言ったそばからあれなんだけど、メロエッタのいにしえのうたでライブが幕を開ける演出ハイパーよすぎではありませんか?

そしてミライドンにライドして駆け付けてくれるミクさん!「いにしえのうた」が「ハジメテノオト」に繋がって生まれた未来が今だよ……(支離滅裂)

1.ミライどんなだろう

初期18曲の中でいちばんのお気に入り曲なのでヤッター!となると同時に、この泣く所どこにもない楽曲の冒頭から号泣きオタクになってしまった。どうして??

聞く人によっては子ども向けや幼稚にも思えるのだろうキャッチーな言葉遊びとメロディーのこの曲、ポケモン言えるかな?とかユウキリンリン ゲンキハツラツでキャッキャしてた心をくすぐられるんですよね、こちとら昔の子どもだから。

声優のようにしゃべってラップして歌うことすらできるみっちーさんちのミクが機械音声に慣れていない人達への橋渡しの役割を果たしてくれているのもよくって、1000匹以上のポケモンそれぞれとの思い出や思い入れがあるとこに「みんな大好き」ってシンプルな詞がジワッと沁みて……そう、みんな大好き……!となり、落涙。人の数だけあるポケモンとの関わり方の全部をミクさんが肯定してくれているようでめちゃくちゃいいんだ……。

いろんな世代のポケモンやBGMが使われていたり、分かりやすいコーレスパートがあったり、冒頭の引用が赤・緑のオープニングなこともあってトップバッター納得の1曲。MVのイラストを使って各ポケモンをスクリーンに登場させてくれてありがとうだし、ラストでもっかいミライドン出てきてアギャスしてくれたのもありがとう!へいらっしゃいで寿司握ってるミクさんとかho oh wowのところで羽ばたく振り付けしてるミクさんが可愛くてハオなんだけどho oh wowほんとなに?Encounterとのパケ伝の扱いの差を思って毎回笑ってしまう。

投げられたモンスターボールが会場の壁を一周してモニターに届く演出の話聞いて、それは現地で見たかったじゃん!?になった。

2.エスパーエスパー

ポケミクのいいところは、各Pが普段の雰囲気そのままで曲やMVを作ってくれているところだなあと思うんですけど、ポケミク曲だと知らなければいつもの侵略活動か〜って思ってしまえそうなナユタン節、たまらん。

MVもいつもの感じでアンドロメダ子がまがったスプーン持ってポケモンと踊ってる〜とニコニコ見ているところに小粋に飛び出してくる手拍子デオキシス。幻のポケモンってこの扱いで大丈夫なんですか?ライブでも健在どころか大写しになっててめちゃくちゃ喜んじゃった。

ライブ背景エスパー関連の持ち物だ!とか、MVのあの動きやってくれてる〜!とか、一緒に歌って踊ってミクさんとハイタッチして我々へのファンサまでしてくれるメロエッタかわいすぎ!と思ってたらテレキネシスで浮いた!??!?ミクさんのライブ初見なのですごーい!と純粋にびっくりしてたんだけど、普段からあることではないらしく歴戦のボカロオタクの皆様も大概驚いていた。

3.戦闘!初音ミク

「戦闘!〇〇」という赤・緑から脈々と続くバトルBGMのタイトルを踏襲した、初音ミクとの戦闘時に流れている曲、なわけですよねこれ。この曲をバックにバトルプログラム初音ミクと実際に闘えるゲームまだですかね、ワンチャンポケマスあたりでどうですかだめですか。

ライブでもこのプログラム感の演出が超冴えてた!ノイズがかかって”発生””消失”するのだとか、楽園防衛プログラムのようなカクカクした動きとか、「しょうりを つかみとれ!」の最後が完全にビーム音になっているのは勿論、青く発光した機械の目…!最後、挑戦者に笑顔で手を差し伸べるのはMV通りだけど、元の目に戻ってたのずるくて…。

生演奏の音が加わってラスボスとしての圧も高まってたし、[▶︎ たたかう]コマンドからの[▶︎ かえんほうしゃ]には画面の向こうで「うわー!」て言ってしまった。赤が効果的で印象的だった1曲。

4.メロメロイド

あざむきポケモンで特性:かいりきバサミのクチートにあわせて最後は本性でがふり!フェアリータイプの可愛いだけじゃないあざとさ!強かさ!ピンク!が、かいりきベアさんの病みかわいい雰囲気とベストマッチしていて、らしさばつぐん!▼

ライブ登場は事前予告されてたけど、それでも黄色いハートが割れてクチートが出てきてワーッ!ってライト振り回したくなってたらミクさんの方がクチート振り回し始めて???11.5kgあるけどその子……。クチートも同じ振り付けで踊っててかわいい〜っ!てかピカ様とかイーブイ差し置いてクチートがステージで踊ってる世界線すごいよ。この子はきっとコンテストとかで活躍してる子なんだろうな。そしてメガシンカ!一緒にがぶり!最後のお揃いツインテール魅せつけてくれるポーズもいいよお……がぶがぶ動いてる大あごがキュート……。

ここでミクさんとメロエッタからのMC。ミクさんが話すのに合わせて同じポーズを取るメロエッタ尊い。そして「ゆめと ぼうけんと! ポケットモンスターのせかいへ!」を踏まえた「次の曲! レッツゴー!」ですもんね……ありがてえよ

5.ゴー!ビッパ団

今はひでん要員って不要だけど当時は必ずパーティに1匹いたもんね、連れ歩いてたよビッパ。じーざすさんちの鏡音の楽しい掛け合いにミクさんが加わったらそりゃさいきょーだよ!ていうか公式監修歌詞で剣舞のことけんまいって言っていいんだ…笑

とてとてぽてぽて出てくるビッパよすぎ〜!からの「ビッパ団しょく〜ん!」「準備はいいか〜!」の元気な掛け声よすぎ〜!!B!I!P!P!A!の体文字絶妙にはっぱ隊があってこう、別の懐かしさが込み上げたり……笑

ライブのビッパ、クチートやメロエッタがそうだったように一緒に踊ったり歌ったりじゃなく舞台上で好き勝手してたのが良かった!すごい人数からすごい勢いで進化キャンセルされたのにまったく気にしてないどころか落ち込んでるレンを励ましてくれるビッパ〜!これは団員入り待ったなし。そしてみんなひょいひょい持ったり頭に載せたりしてるけどビッパは20kgありますね?

6.ガッチュー!

ピッカーン!を作ったギガちゃんママの曲なので、お!と思ったリコロイ勢もいたのかな?ミクさんだけじゃなくリンレンが一緒でMVが△○□‪‪✕‬さんとなると、なんとも上等な組み合わせでアツい。というかラップ詞が小気味いい〜!「ポケセン? ゲーセン? さすがにいないかw」の歌詞、ミュウがタマムシデパートで釣れるの確実に意識されてて初見時ニヤッとした。

これネタバレ解禁後から散々言われてたけど一般通過KAITOほんと笑ってしまうのよ。ライブの初顔見せがミュウの紹介だけでいいんだ。そしてビッパ団でのか〜わ〜い〜い〜からカッコイイの鏡音交互浴で整う〜!最初の振り付けがMV冒頭の再現でもう嬉しかった。

神出鬼没にステージ上やサブモニターを行ったり来たりしてるミュウ、出演じゃなくて「出現」って言葉がまさにで良かった。

7.俺ゴーストタイプ

シオンタウンのNPCセリフは勿論そうだけどトラックのゲンガーで、わー!となったんだよね。そんで「完璧で究極な圧倒的闇」はこれ「君は完璧で究極なアイドル」の対義語ですもんね?やってんな苦労人。

初代シオンタウンといえばの「タチサレ…」演出憎すぎーッッッ!!!!配信でこのインパクトなんだから現地で浴びてたら泣いてたかも。そしてステージの上で飛び回るゲンガー!「あなたのみぎかたに」で右肩から出てくるのも「触れることが出来ない」でミクさんが体の中を通り越すのもいい。

タイトルの俺に合わせた雄々しい振り付けが多くて、ゴーストタイプの♂って感じ。次のひゅ〜どろどろは♀だと思うので、ここ2曲の対比も味わい深かった。

8.ひゅ〜どろどろ

初見時これいいんだ!?って度肝抜かれた1曲。厭世とそこからの解放をゴーストタイプのむじゃきさが「てだすけ」してて勝手にクラクラしちゃったんですよね。ほーんといい、世界のすべてが嫌になってるときに浴びて乾杯したい曲。

MVではゴーストに怯えてたのが黄泉竈食で向こう側の仲間になって楽しそうにしてる2人って感じだったのが、ライブだと段々目が虚ろになって踊りが崩れていく表現にされててうわ〜ッ!だった。パワフルな歌声のMEIKOさんがこれになってくのがまたね……たまらんね……。

曲のライブアレンジもよかったし、2人の異変を気にもとめず楽しそうにしてるミミッキュとカラカラがなんとも得体が知れなくて……ポケモンって決してかわいいだけではないんだよねえ。

9.ファサード・クエスチョン

エイプリルフールにポケミクキービジュを模したKEIさんのイラストが出たときもワー!だったんだよ。そんなテトさんの傍らにいるのが人気者のピカチュウを模したばけのかわを纏うミミッキュとSVで『ウソから出た実』で草テラスしたウソッキーなのも文脈拾いすぎてて最高って。だから「あの日のウソが、いつかはホントになるかもしれないぜ。」ってミクさんと一緒に歌っている姿には当然クるものがあるわけで。よかったねえテトペッテンソン……。

でも直前の応援イラスト通り、ネギとフランスパン振り回してくるとは思わないじゃん!カモネギが軽快なダンスを披露してくれるとも思わないじゃん!ライブ終わりにバカでかいクエスチョンを残していくとも思わないじゃん!?結局メタモンだったのはだれだったんだ?ウソッキー?

曲終わりにハケていく姿が疲労を滲ませてるのにテトさんじゅういっさいを感じて大変ニコニコしました。

10.PARTY ROCK ETERNITY

出の音聞いた瞬間にアジトでの記憶が蘇ったし、もうそもそもタイトルからしてたまらん。直接は言ってないけど『ロケット団よ永遠に』だもんね……。曲も詞も強くてクールで最高。可愛らしいイラストのイメージが強い赤倉さんの治安悪いミクさんも大変助かりがある。

会場を埋め尽くすR演出からのアジト風の背景が嬉しい!八王子Pの曲だしMMDで見たい〜!と思ってたのでこの曲でバチバチに踊っているミクさんが見れるだけでブチアガるところに、ロケット団といえば!の4匹を繰り出してくれて最高更新。観客をちょうはつするこわいかおとミクさんに見せるなつき顔との差がいい〜!ボールを弄ぶ動きがサマになってたし、MVサムネと同じく背後のアーボックに手を添えて残りの3匹に寄り添われるラストの立ち姿がカッコよすぎるよロケット団ミク……。

11.チャンピオン

チャンピオンシロナのBGM自体の良さと強さを感じさせてくれる前奏から1匹ずつ手持ちを思わせる歌詞が繰り出されてきて彼女とのバトルを再現する構成なの良……。先にサブスク配信版で聞いちゃったもんで、なんでこんな途中で急に終わったみたいな?と思ってたんだけど、MV見て納得。流石は歴代最強との呼び声高いPtのシロナパ……

悪の組織を倒したら待ち受けているのは、そう!チャンピオンですね!と言わんばかりのセトリにゲーム画面演出でまずひっくり返ったじゃん?そこから大写しのLAMさん絵のシロナとポケモン達!ガブ写ったときの絶望感がすごい!これは勝てない!シロナの公式ドットとMVのポーズの再現に湧いた。元音源より途中の回復音しっかり聞こえて「あ…」って気持ちにさせられた。勝てない(確信)

12.オーパーツ

この曲のすごさは話そうとするとシステムで設定できる以上の早口になってしまうよなあ!?

『決戦!N』へのリスペクトを込めてBPMや再生時間が素数→わかる、歌詞の文字数がエマープ素数→??まあわかる、Aメロの歌詞が1番と2番とで回文になってます!→ファッ!?!?!とその労力を思うだけで途方もない気持ちにさせられるんだけど、歌詞自体もすごい。Nのセリフ自体は一切使わずに、Nという人物をここまで言い表してしまってるのですもんね……?煮ルさん……

そんでMVの円運動はこれ観覧車だもんな、末恐ろしいよ……とか思ってたらライブで更に恐ろしいものを見せられて脳を焼かれている。誰ですか人に向かってあおいほのお打ったの。

回文の表現をわかりやすく可視化するふりがなはご親切だったし2番で右から歌詞が表示されてくるのも大概ヒッてなったけど、ミクさんが主役のライブでそのミクさんをすっかり白と黒に染めてNという人物を描くためだけの装置にしてしまうだなんて誰が思うのよ!!!そしてこれを許してしまえる『初音ミク』という概念もすごいんだよ……この可変性と器の大きさこそがポケミクというコラボを成立させ得たものだから。ラストでポーズをしているミクさんには、確かにそこにNが見えたものね。

13.Encounter

Encounter聴いてるとミクさんて歌うまいな……てしみじみ聴き入ってしまうんだよなあ……。ゲーム中のルギアって実際はシンボルエンカウントだから、こういう偶然のエンカウントってないんだけど、確かにあった、と思わせる音の説得力がすごい。イラストの躍動感と神々しさもすごい。

そしてそれを追体験させてくれるライブ演出もすごい。オーパーツの余波で脳をやられているところに滝の向こうにいるシルエットに会場から飛んだ「ルギア!」の声で涙腺が壊れていたため、ルギアの登場をまっっっったく予知できずに浴びてしまい……。見ているわたしたちと同じ視点でルギアの飛び去った方向を見上げているミクさんが一緒にこの一瞬を噛み締めてくれるようで良かった……。

14.きみとそらをとぶ

聞き馴染みのあるミシロタウンのBGMが極上のピアノバラードになってて聴くたびに沁み沁みになってしまう。ポケモン世界には、きっとこういう絵本が売ってるんだろうな……。ミクさんがたねポケのミズゴロウで、お姉さんなルカさんが1進化のぺリッパーなのわかりがあるというか、いいよね。

「次は仲良しな2匹のポケモンの歌です」って言われる通り、2匹が仲良く笑顔で空を飛んでいるのが見られて引き続きボロ泣き。ミズゴロウのヒレがぺリッパーのくちばしにぶつかって少し曲がってるのが愛おしかった。ダンサブルで元気なナンバーもいいけど、弾き語りスタイルでじっくり聴かせてくれる曲もいいね。というかこのライブの中でミクさんが見せる顔の振り幅がすごいや……まだやっと折り返しなのに……。

15.むげんのチケット

一発でまらしぃさんだとわかるピアノ前奏からのすてられぶね!ミナモシティ!うわー!ホウエンを旅した記憶が蘇る!というか寒色兄妹にラティ兄妹の曲歌わせるの天才の所業なんですが!MVがニュース画面風なのもエメラルドで2匹のどちらかを選ぶときのシーンを思い出させてくれていい……長い時を越えて、むげんのチケットをお裾分けしてもらった気分だよ……。

ライブも前奏聞こえてきた瞬間に爆湧き。仲良しな2匹、そしてホウエンの繋がりが感じられてこの順番嬉しかった。そしてラティアスとラティオスに掴まって空から登場する2人!一般通過じゃないKAITO兄さんがラティオスの頭を撫でたり、後ろからラティアスに小突かれたりしているのがかわいくて……。ミクさんとラティアスはずっとにこにこ同じ顔をしててこちらもかわいかった。ラストはメガシンカしておおぞらをとぶ〜!!期待してた通りのことが起こって期待以上の感動を生んでくれるんだから本当にすごいよ。

16.しんかしんかしんか

歌詞にもMVにも明確なポケモン要素の描写はないのに、ポケモンの曲だ、と間違いなく感じさせるのはなぜなんだろう。トレーナー視点の詞だと思うんだけど、ポケモン視点のようにも感じられるふしぎな曲だ……。ポケミクがHigh↑になって一発目だったこともあり、「しんか」と敢えてひらいたままにしているのは、進化だけでなく深化や新化、真価のニュアンスも含ませているのかな、と思ったり。ポケミク内で「進化」を主題においた曲は複数あるけど、進化にまつわる感情と物語、未来性や可能性、神秘性や不思議とテーマが全然違って面白い。

進化をやめる話からのメガシンカからのこの曲なのでライブでの流れがあまりに美しくて。進化中の光の中から生まれてくるミクさんもまた、ここまでにたくさんのしんかを重ねながら、それでもまだしんかを残している存在なんだよな……と。ステージ周囲の様々な形の丸のライトや背景も極度に抽象化されたポケモンのようでもあって、そこにいろんな旅の仲間の姿を勝手に見たよ。

17.ドキドキ!

昔はポケモンに夢中だったけど今は……って人もたくさんいるだろうところに「いつだって戻って来れるんだ」って歌詞が力強くてグッときた。わたしや他の誰かにポケミクが果たしてくれたことでもあるから説得力がすごくって。

すりぃさんといえばレンのイメージだから、ミクさんと2人歌唱にしてくれたのが超嬉しかったんだけど、ライブで客席煽って歌い踊るパワフルな姿見たら男女主人公っぽさが感じられてめちゃ良かった。ゲーフリロゴSEに合わせた星が流れる振り付け好き。生演奏との相性もばつぐんだ!▼

この曲、配信カメラがめちゃくちゃバンドメンバーと客席を抜いてくれてて、この盛り上がりこそポケミクが取り返してくれたあの頃から続くドキドキとトキメキの姿じゃないか……!と思って感情爆発してしまった。結果ラスト100万回と聞いた金銀エンディングに重ねて歌えるの最高だよと思ってたのに、泣いててまるで歌えねえでやんの……。

18.たびのまえ、たびのあと

旅が始まる前に感じていたドキドキ、トキメキがぎゅっと詰まった1曲。一生懸命でまっすぐな子ミクとピチューを微笑ましく見守っていたはずがミクママパートで人間の形を保てないくらいボロ泣きしてしまいだめです、何度聴いてもだめです。

ライブでのミクさんもこの曲ばかりはミクちゃんとしか言えない無邪気さでピチューと舞台上を遊び回ってて、だからこそ前述のママパートで舞台から消えたときはびっくりしたし、その分言葉が響いてダバダバに泣いてしまったし。ドキドキ!からの繋がりで「戻ってきたって良いのよ」でウッてし、「あなたのことを大切に/想っている味方がいる」のがおやであり、ポケモンたちでありミクさんたちの曲でもあることにウッてなり。

旅に出る前だからゲーム曲からの音の引用が少ないってコメ欄で見てなるほどなあ!って思ってたんだけど、これでいうと『電気予報』の稲葉曇さんのtabitabi Remixでは旅を経て成長した後って感じになってて良いのであわせて貼っておく。

19.ポケットのモンスター

ポケモンに対して「君は存在しないけど」とハッキリ言い切ってしまっている……でも存在しないことは悪いことじゃないのを『君が生きてなくてよかった』を作ったピノキオピーは誰よりもよくわかってるはずで、だからこそ全ての歌詞がずっしりと重たく胸に迫ってくる、そんな曲。MVも含めて込み上げてくるものが多すぎるんだよ。

ライブもさあ?もう十分情緒を破壊されていたところにこの曲流れて、おまけにゲーム映像の思い出ボムなんかされたら心のダム決壊するでしょうが!?ご本人もツイートしてたけど、それぞれの想うポケモンを思い描けるように敢えて特定のポケモンを登場させてなかったのが良かったよね……(しかし「ビーム出したり」の背景で目立ちまくっていたメガスターミー教官さあ!笑)

歌詞に合わせてゲーム機を操作したり、攻略本読んだり、ポケモンいえるかな?のダンスをしたり、サトシみたいに帽子をかぶったり、ポケカを開封して飛び跳ねたり……そんなミクさんの姿に、在りし日の自分や誰かを思い出したトレーナーもたくさんいたはずで。そういう意味でこの曲でのミクさんも初音ミクであって初音ミクでなかったというか、オーパーツでやっていたような、他人の想いを投影するための装置だったんだよなとも思うんだ。そういう意味でも『君が生きてなくてよかった』だなって。

バンドメンバー紹介のBWの『戦闘!野生ポケモン』のロックアレンジ!俺は楽器のことは何一つわからねえけど、超COOLで格好いいことだけがわかるぜ!アガる!

ポケミクイラストやサムネが集まって生まれたモンスターボール型のマイクを受け取って、ミクさんがしんか!ポケミクライブのすがたへ!うおー!

20.ボルテッカー

ポケモン世界にラブソングが存在したらきっとこんな感じなんだろうなと”実在”を感じさせるのがDECO*27だなというか、ピノキオピーとのこの辺の対比が面白いところ。企画のトップバッターに相応しい王道らしさと攻撃力を備えた曲で、原作要素の盛り込み方があまりに自然で美しい。

会場に走る電撃!からの音楽スタート!サビで満を持してピカ様登場!だけどチラ見せで公式が載せてたものと最早似て非なるものになってないか!?なんだこれ知ってるのに知らんぞ!?ポケミクライブの姿のミクさん、あの耳がぴこぴこ動くのかわいすぎる〜!ボルテッカーで舞台上を駆け回るピカチュウかっこいい〜!ラストのしっぽでのハイタッチもサトピカを彷彿とさせる相棒感があってめちゃ良かった……!

21.電気予報

初期ポケミク曲の大抵がポケモンにまつわる曲をミクが歌う、をやっているときに、ポケモンの要素を使って初音ミクという概念を再構築して歌わせるという芸当をやってのけてるもんでマジで恐れ入った。唯一無二だ……と思ったし、だからこそ会場のボルテージが上がった場面に持ってこられるのも大納得。

で、その演出もすごかった。たくさんのテレビが現れて、あれもうクロスロード?早くない?て気持ちになってるところに雨音。姿を表したミクさんが歌うことで生まれた電撃がテレビに歌姫の姿を映し出し、ライトをショートさせる。もうハイパークール。ここに更にあめふらしで必中のかみなりを打ちにくるピカチュウ!イナズマドライブを打ちにくるミライドン!元々曲が持ってたエネルギーをポケモンの力を借りて最大限まで増幅させてくるから痺れた……。他の曲のようにハケたり光に包まれて消えたりじゃなく、パッと姿を消すのが電子の歌姫感あってよかったのよ。

22.JUVENILE

自分たちのジュブナイル(少年期)をカゲプロやボカロで過ごした自分たちに改めて手渡されるジュブナイル小説のような曲。歌詞にそれとわかるポケモン要素はないのに、どこまでもポケモンの曲なのだから本当にすごい。曲の引用がさり気なくお洒落で、かつ各地方をちゃんと旅しているのも素敵。

9種類の進化先を持つイーブイも何者にでもなれるミクさんとの親和性が高いね。一緒に舞台上を駆け回っても頭の上にちょこんと乗っても、サイドモニターでファンサをしても、もう何してても可愛いのに涙ぼたぼたで全然それどころじゃない。助けてくれ。どれに進化するかは見せないで終わるMV通りのラストも、9色の光を集める演出で更に美しく象徴的になってた。

23.スパイラル・メロディーズ

「いにしえのうた」の対義語が「ハジメテノオト」だって気付いたのあまりに天才……!?ミクさんとメロエッタが巡り会ってこうして声を重ねているのは間違いなく奇跡なのに、運命だったんだって思えてしまうよ。 「メロエッタの 奏でる メロディに/インスピレーションを 受けて/作られた 名曲は 多い。」というホワイトでの図鑑説明を体現するようなMVもいい!

ライブキービジュの輪っかに乗って登場するミクさん!そういう演出オタク大好物!「やっと会えたね」も「だってさ 巡り逢えたんだよ!」もミクさんとメロエッタの間だけを指すんじゃなく、会場にいるみんなとの出会いも全部をキラキラ輝く奇跡にしていて良すぎ……現地にいたかったすぎ……。ライブアレンジでコーラスパートが増えてるのも良すぎでしたわよ、もうここまでくると良すぎとかしか語彙出てこないわよ。

24.Glorious Day

18Songsのトリ、旅路のラストに待ち受けるものに相応しいチャンピオンソング!1回聴いた瞬間から、この曲はこの人の!このフレーズはあの人の!とそれぞれの旅やポケモンを思い出させられてめちゃくちゃ高まった。個人的にはマイナーチェンジ枠のミクリもちゃんとチャンピオン枠に入れてくれていて感謝の念に尽きない。18タイプのミクさんたちに加えて、主人公ミク、ライバルミクの活躍が生き生きと描かれているMVも何度観ても見飽きなくって最高。仲良しひこうじめんからしか得られない栄養がある。

この曲がLast song扱いなのは当然!ながらもChampions Timeとしてダンデのチャンピオンポーズから始まり、各タイプのミクさんと相棒たちまで登場してくれるとは!!持ち歌あるわけじゃないし18人分も新規モデル作るのはな……と思ってたところを、イラストで実現してくれるのありがてえしかないよ!!現れては消える相棒ポケたちも固有技打ったりと短い尺の中でしっかりインパクト残してて格好良かった!

ここからはアンコール(アンコールなのでちゃんと3ターン「うたう」をしてくれるミクさんラブ)。ラスボス曲しか待ってなくて次第に揃っていく「ポーケ!ミーク!」の声を聞きながら震えていたぞ。

25.アフターエポックス

曲が良すぎて歌詞が良すぎて革蝉さんのMVも良すぎるものだから、逆にもう何をどう感想として記していいのだかわからない。それでも間違いなく回数を重ねるごとに受けるダメージが大きくなっているのは、この曲自体やポケミク、ポケモンへのいろんな人の想いを垣間見て、分け与えてもらっているからなのかもと思う。

ライブ演出については散々語られている通りだけど、3Dのミクさんとアニメーション(2D)のミクさんが共演するだけでなく、自在に姿を変え次元と時代とを行き来してみせるのだから本当に驚いた。とんでもなくすごいことが起こっていた。この手のライブでは”実在”を演出するのが通例だと思うのだけど、こういう魅せ方も許されていいんだ。改めて初音ミクという器の大きさと、これを実現させ得たポケミクというコラボの力を思い知り、感謝することしかできなくなっている。ありがとうありがとう……

26.たびだちのうた

烏屋茶房さんには自ジャンルでも大変お世話になっているのでP名見てまずは飛び上がらんばかりに喜び、ルンルンで再生しにいって無事撃沈、ひんしになっていたのが1月のわたしです。そこから何周聴いても一生ベソベソしている。MV作成の火種さんと共に全世代通ってるプレイヤーだからこそのポケモン愛と熱意に溢れていて……御三家選択ムービーとか初代攻略本構図とかさあ……ウッ好きですとてつもなく。タイトルひらいているのは初代へのリスペクトだろうと思ってたんだけど、つべのコメント欄で「旅友達(たびダチ)」って見かけて、うわ〜!って更に食らってしまった。良すぎ。

MVで恐らく一番たくさんの人に刺さっているだろう「さぁ、ゆこう/ゆめと ぼうけんの/しゅやくは きみとぼくなんだ!」で出てきた杉森さん絵のようなデフォミクさんの横をパッケージポケモンたちが駆け抜けていく場面。切り替わっていくイラストのタイミングで、各地方のたびだちのまちのBGMが引用されているそうで……な、なんつーエモいことを……!(↓わかりやすかった解説動画)

要素を上げ始めると余裕で記事1本書けるくらいにはMVが良すぎるのでライブどうするのかと思ったら全編しっかり映像も流してくれてて逆によかった。それでいいそれがいい。前述のシーンではミクさんの足元が各世代カラーを灯してて更に涙腺を虐めてくる。助けて。何よりは1曲前までのポケミクライブのすがたではなく、旅立つ前の何色にも染まる前のミクさんのモデルを使ってくれてたのが超よかった……

「ぼくが出会った場所から/繋がった足跡が/どこまでも続くメロディになるような/旅が待ってる」の歌詞がトレーナーとポケモンだけじゃなく、マスターとボーカロイドたちのことも、この企画そのもののことも言い表しているから、この足跡がクロスロードへと繋がっていくのエモすぎて爆泣き。

からのMCでミクさんが言ってくれる「違う世界の私たち、今日ここで、同じ夢を見られたね」に初音ミクとポケモンが出会い交わったことで生まれたきせきを優しく肯定されて滂沱の涙。「違う僕らがひとつの夢見て」のクロスロードへのバトンとしても完璧だよ……

27.クロスロード

発表見てあ゛り゛が゛と゛う゛!!!って言った。思い出や思い入れもあって過去世代の曲が多く引用されていた中で、剣盾SVと比較的新しめの曲、しかもコーラスが入ってるのを使ってくれたの嬉しいなと思っていたら、ご本人がこう仰っていて。

いや、この文だけで涙出るなほんと(泣いてる)。ライブ開催に際してkzさんが寄せてくれたコメント「出会わなかったことは損なんかじゃなくまだ知らない驚きや感動が待っているものなんだなと改めて感じさせてくれたのがポケミクでした。」と合わせてグッと来てしまう。

これまでずーっと愛し続けてきた人にも、少し距離ができていた人にも、これから出会う人にも、等しく手を差し伸べて扉を開いていたのがポケミクだったんだなと、最後の最後に宝物のような答えを手渡されたような気持ち。

Rellaさん絵でのMVも勿論全編ボロ泣きで見てたわけですが、外伝的な後付けになるレジェンズシリーズやマイナーチェンジ枠のクリスタル・エメラルドの要素も余さず入れこんでくれていて感謝感激。歴代主人公たちの手を経てミクさんがボールが受け取るシーンなんか(直前の水彩風のレッドの手にも涙)、全ての旅人への祝福でしょうもう。ていうかkzさんで手といえば『Hand in Hand』だから、そこにあまりにも意味が込められすぎていると思うんですけどォ!?

ピアノロールやそれぞれの方法で音楽を楽しむ人々の姿も描かれてて、ミクさんを愛している人たちのこともちゃんと描写・可視化されているのに愛を感じる……本当にありがとうしか言葉が見つからねえよ。

フルボルテージのすがたにフォルムチェンジしてこれまで共に舞台に立ったピカチュウやイーブイ、メロエッタと共にクロスロードを歌い上げてきたミクさんの傍らに最後に現れたのは「自分だけのこの手が捕まえた未来」=ミライドンで。そっと寄り添い合う2人の姿にまた泣いてしまった。会場のクラップとコーラス浴びた時点で涙腺はぶっ壊れてたんですけどねえ。殿堂入りを思わせる祝福の紙吹雪がとてもとても美しかった。

画面に現れた「ADVENTURE & THE FUTURE ARE END」の表示で、終わっちゃったんだ……とさみしくなりかけたところで「ENDLESS!」に表示が変わって咽び泣く。「きっとまたすぐに冒険は始まる」、ですもんね。

やー本当に、本当にすごいライブですごいコラボ企画だよポケミク。サプライズを含め、MV絵を除く3Dでのライブ登場ポケモン39匹!あまりにありがとうすぎる。

感情揺さぶられまくりで情緒に異常きたしまくりなんだけれど、受け取ったもののあたたかさが今日のわたしを生かしているのだろうなと素直にそう思える。ゲーム本編からは遠ざかって久しい身なのでまた冒険に出たいし、また新しい出会いを求めてニコニコしにいきたい。

しかし……『クロスロード』が締めとしてあまりに美しかったから、もうここでTHE ENDでいいのでは?という気持ちと「マダよ! マダマダッ!!」の気持ちが戦っている。うーん、あのPやこのPのポケミク曲も聴いてみたいし、クリプトン組6人での歌唱曲もまだ来てないし、次のライブがあるなら絶対に現地行きたいし……ここまで書いてきて己が𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬を抱えすぎていることがよくわかったので、やっぱり「続くったら続く!」してもらわないと困るかも、続きませんか?

これからも

ゆめと ぼうけんと!

あらたな であいが

まっている ことを ねがって!

レポートに しっかり かきのこした! ▼

@blueish
すなおなきもちでいたいけど、多分たくさん嘘もつく