限界オタクがFINCAで香水を作った話

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公開:2025/1/3

⚠️注意事項

  • そのお店での体験や感動を保証するものではありません。

    あくまで個人の意見と体験です。こいつはこうだったんだな~という感じで読んで貰えたら幸いです。

  • 自分の創作キャラへの強めの夢思考・夢発言・気持ち悪い発言が多々あります。限界オタクの戯言が羅列している文になるのでお気をつけください。

  • ただの自己満足と自分用の備忘録として書いているので、文が非常に読みづらいです。ご了承ください。

事の発端

ある日友人と香水の話をしていた時「是非FINCAの良さを知ってくれ!」って話題になった。FINCA…名前はよく聞くし推し香水を来店して作るなら絶対そこが良いとかも聞いてた~…しかし概念が手元に来るとは怖すぎる(笑)とか言い訳を羅列して結局2年くらい行かずに経過していたのでした。

でもこの話をしていた当時の友人と私は理性がなかったので、この話題が出てから数時間で予約に至り、なんと1日で2枠予約してました。え?

キャラAとキャラBで単体でそれぞれ香水を作るか、2人セットで香水を作るのもいいのかってなっている

理想はフィンカに2回行って各キャラは別の匂いがするけど合わせたら(=2人揃ったら)香りが変わるみたいなやつ

みたいなことを今年の私は言ってたっぽいので今年が終わる前に実現できてよかったね私…

友人は過去にFINCAに行ったことがあったので、手持ちの香水で私のキャラはこういう香りしそう~みたいな遊びをしてました(?)私も私で限界過ぎて、FINCAさんのサイトにアクセスしてはこの香り採用されたらどうしよう!?とか言って盛り上がってました。そして気になる香水たちはメモをしておきました。

📝インタビューシートを記入

上記のPDFに沿ってインタビューシートを記入します。2枠取ったのでキャラ2人分。かなり我儘なことを書いたけどすごい楽しかった……

↓書いた二人はこんな感じ(長いので読まなくてもいいです)↓

①と②のキャラは20年の付き合いがある親友です。

①36歳イギリス人男性。普段は探偵をしているが、本業は目立ちたがりの怪盗。予告状を送ってから犯行に及ぶ。第一印象は、英国紳士らしく物腰柔らかで丁寧、知的で博識。ただ、その眼差しには冷たさがあり、近寄りがたい雰囲気。皮肉やブラックジョークを好み、ロマンチストを感じさせる言葉選びが鼻につく人もいるかも。

香りに反映させたいところ:探偵と怪盗の二面性、知的でミステリアスな部分。ダンディで漢らしい、紳士的ではありながらも渋くて硬派。

②33歳アメリカ人男性。特殊部隊の警察の小部隊のチームリーダーを務めている。第一印象は、寡黙で無愛想。口があまり良くなく、体格が大きいため、初対面の人にはギャングやゴロツキと勘違いされることが多い。挑発には弱いが、実際は気が長い。困っている人を放っておけない優しさがあり、論理的な人ではあるが共感性も高い。

香りに反映させたいところ:ハードボイルドな人でありながらも、冷静で落ち着いた頼り甲斐のある雰囲気と人情のある漢らしさと優しさ。

可能なら2人の香りを合わせた時に、バーで過ごす夜、談笑する二人の温度や人肌を感じるシリアスで上品な香りになってほしい。洋画のような雰囲気で2人の関係を表すような香りになってくれたら…

すごい!あまりにも欲望を書いている!PCで打ち込んで印刷をするという行為を取ったので、文字が紙にぎちぎちです。書いたこと全部載せようと思ったけど、長いしまあまあ恥ずかしいのでやめました。上記の文は一部です…

そして、そわそわしながら3週間弱くらい過ごして当日を迎えることになります。創作キャラは香りを作ってもらうときに、調香師の方にイラストを見せられることを教えて貰ったので、それに間に合うように絵を少し描きました。何枚かネットプリントをして、当日持ち込むことにしました。

来店当日!

目覚ましより少し早めに起床!起きたら緊張からなのか若干の腹痛があり不安に…お店の最寄りに到着する頃にはもう痛みは飛んでいってました。

友人に案内され、お店に向かいます。駅から意外と歩くんだなって思いました。人任せで何も調べてこなかったのですが…友人ありがとう。

道路の低めのビルとかが並んでいる一角にありました。インタビューシートをすぐ出せるように、外でちょっと荷物を整理…若干予約時間より早かったのですが、混雑している様子もなかったので、足を踏み入れることに…

入店したよ

入ると様々な香水の香りが混ざった空間に迎えられました!お店は横というよりは縦に長い…?!って思いました?!レジがあって、向かいのガラスの棚には色々な香水が置かれているのが見えました。

予約されてるかどうかを聞かれたので、時間と名前を伝えます。「少しお待ち下さい」と言われ、待機用の椅子に案内されました。まだ時間があるからお店の香水見てようかな~とか思ってたらすぐ呼ばれてしまった。あんまり心の準備できてない?!

担当してくれたスタッフは優しいボブカットの可愛らしいお姉さんでした……キャラ2人とも同じ人に香りを選んでもらったので、本当に感謝してもしきれません…ありがとうございます…

一人目の創香スタート!

ヒアリングのレポの時は会話中心の文章が続きます。

一応一人目のキャラのプロフィールを再掲します。

①36歳イギリス人男性。普段は探偵をしているが、本業は目立ちたがりの怪盗。予告状を送ってから犯行に及ぶ。第一印象は、英国紳士らしく物腰柔らかで丁寧、知的で博識。ただ、その眼差しには冷たさがあり、近寄りがたい雰囲気。皮肉やブラックジョークを好み、ロマンチストを感じさせる言葉選びが鼻につく人もいるかも。

香りに反映させたいところ:探偵と怪盗の二面性、知的でミステリアスな部分。ダンディで漢らしい、紳士的ではありながらも渋くて硬派。

どんな香りになるんだろう……

「本日はよろしくお願いします~」と挨拶を軽くして、インタビューシートをお姉さんに手渡したあと、早速ヒアリングが始まります。立って接客を受ける形になります。起立したまま一生懸命自分の創作キャラの話をすることもなかなかない経験だと思う。

お姉さん「お姉さんの苦手な香りは出さない形で組み合わせていこうとは思うのですが、もし嗅いでみてこの香り苦手などありましたら、遠慮なく言ってくださいね~」

この一言もありがたい。香りの系統とか好き嫌いとか人によるもんね…苦手な香りはあるにはあるけど、作ろうとしている二人からその香りはあんまりしないと思ってました(???)

でもヒアリングといってもいきなり香水に手が伸びるのではなく、シートに一言一句丁寧に目を通して頂いたうえで(すごいじっくり読んで貰えるので普通に恥ずかしい、ありがたいですが…)その都度質問をされるので、それに答えていく感じです。シートは大体全部音読されると思ったほうがいいです…

お姉さん「年代は決まってる感じですかね?1940年代…?」

私「あ!ではなくてイメージとか雰囲気の話でして…普通に現代日本でお願いします。。。」

キャラの話に行く前に時代設定から触れてくれるみたいです。紛らわしいことを書いてしまった…

お姉さん「一次創作ってことですけど…一から作られてる感じですか?」

私「一次創作っていうか…TRPGのキャラでして…」

お姉さん「なるほど、シナリオのネタバレに触れると良くないので、お姉さんが考えた部分をお応えいただければと思います!」

言われてなるほど~ってなった。特に書いてあることにシナリオが関わってる部分は全く無いので特に問題はなさそう。

これヒアリング中にこちらの発言をシートに直接メモしたり、キャラのアイデンティティに関わる部分(恐らく)にペンで線を引いている動作をされてました…照れるけど嬉しすぎる…

お姉さん「お仕事は探偵をされてらっしゃるんですね。仕事内容……幅広いですね!彼の画像とかビジュアルありますか?」

緊張しながらプリントアウトした絵を見せました…①の単体の資料がないことにこのときに気づいて凄く恥ずかしかったです。①と②が一緒に写っている絵しか用意していなかったため…

「素敵ですね!」って言って貰えて社交辞令でも本気で喜んだ。嬉しすぎる!

「彼めっちゃ背が高いですね!(シートを見ながら)う~ん…結構博識な方ですかね?」

シートにこの後書いてあるのに既に聞かれて焦りました。エスパー????焦りながらも、「教養はある方かなと思います…」と伝えました。

お姉さん「怪盗!なんでまた怪盗を始めたんですか?」

私「え?!う~ん…スリルを求めてる感じ…なのかな…人生をゲームの盤面みたいに楽しんでると言うか、盗んで手に入れることそのものよりも盗むまでの過程を楽しんでいる感じなんです。トリックや仕掛けを使って盗んで、それをエンターテイメントにして楽しんでいると言うか…だから盗んだものも気づいたら元の場所に戻ってたりします…」

お姉さん「なるほど~」

わ~~~!!これもやっぱり聞かれるんだ?!って思いつつめっちゃ早口長文オタクをかましました。中々喋る機会がないので嬉しいですね…

お姉さん「天才と秀才型だとどちらのほうが近いですかね?」

私「あ~~~…秀才かなと思います。7個上に彼は兄がいたんですけど、それが天才型です。①は英語のアクセントとかも訛りを自分で直してって感じなので…結構泥臭い過去を持ってる感じです」

お姉さん「おお!秀才型なんですね~」

なんでこの仕事してるの?とか天才と秀才だとどっち?とかオタクって大体考えるって思うんですけど……これも聞かれて嬉しい😁

お姉さん「顔は女性のような可愛らしい顔、中性的な顔、男性的なお顔だとどういう感じですかね?」

私「男性の顔なんですけど、綺麗な感じです」

お姉さん「男性の顔をしてるけど綺麗めな感じなんですね~身体つきはどうですかね?」 

私「隣の彼(②のこと)が大きいのでわかりにくいんですが、①も筋肉質で細くはないですね、結構しっかりした身体です…」

顔つきも体格のこともヒアリングされるの小躍りした!!!!!設定厨で良かったなって思った瞬間がこの空間には何度もありました。

お姉さん「この親友の前だと素の自分が…ってありますが、どんな感じですか?」

私「あ~~そうですね…気の置けない人の前だと適当というかガサツです。短気でせっかちだし…普段取り繕ってるだけで、机の上に土足のまま足をおいたりしますね…」

お姉さん「あ~~…英国紳士からはちょっと遠い感じなんですね」←これ笑った

英国紳士からは遠いって言われて笑った。本当にそのとおりです。

お姉さん「二面性…彼は自分のことはあまり話さない近寄りがたい雰囲気なんですね~…壁を作ってる感じですか?」

私「そうですね、一枚壁を作ってる感じです。他人のことは興味があって知りたいんですけど、自分のことになると…あんまりって感じです。」

お姉さん「なるほど~お姉さんは彼のどんなところが好きですか?」

私「どんな?!そうですね…自分の信念を曲げないところですかね…」

ヒアリングはこんな感じ。「彼を一緒に見つけていきましょう!」って言ってくれた。なんて素敵な響きなんだ…

ヒアリングしながら、お姉さんが香水の候補の瓶をじゃんじゃん選んで取り出しててプロってすげ~~~ってなってました。ざっと6本くらい取り出してました。

「香りが爽やかめなのからお出ししていきますね~」と言われ、早速重ね付けの候補を用意してくれました。

「適宜鼻を休めてくださいね」って言ってくれます。珈琲豆が入った瓶が自分の方においてあって、必要ならそれを使って鼻をリセットする感じ。

お姉さんがチョイスしてくれた香水の名前を細く切った画用紙に書いてくれます。紙に香水をかけてもらえるので、それを嗅いで香りを探していく感じです。

ヒアリングが終わった時点で、2種類×3パターン出してくれます。でも自分で「あの香水が気になる」とか「もう少しこういう香りの系統にしたい」とかその都度伝えたら、丁寧に対応していただけました…

覚えている限り出された最初の候補たち

①イマジシャン×パープルレイン

②ディールワイン×スキームティー

③オヴェルタ×何か(忘れちゃった…)

私「え~~~?!ディールワインもオヴェルタもスキームティーも気になってた香水なので嬉しいです!」

お姉さん「そうだったんですね、ありがとうございます!スキームティーは先月でたばかりの新しい香水で、英国紳士をイメージして作られてるものなんですよ~お姉さんお目が高いですね!」←お世辞でも嬉しい

早速嗅いでみる。

私「う~~ん全部いい匂いだ」

お姉さん「ありがとうございます~」柔和な笑みとともに

全部いい匂いでした本当に。ただイマジシャンとパープルレインの組み合わせは結構爽やかだったので、彼ではないかな…?となり、②と③を一旦候補に選ばせて頂きました…

そして、彼に合うかも…?と思って気になっていた他の香水の候補も聞いたりしてみました。

ミッドナイトサーカス、アフロ、ノブレッセという香水が気になっていたので、嗅がせてもらうことに…

さっき出してもらった香水たちに、ノブレッセとかミッドナイトサーカスなどをそれぞれ重ねてもらいました。紙が束になりました。

お姉さん「お寒いんですけどもし良かったらお外で嗅ぐと香りがわかりやすいかもです」

言われた通り嗅ぎに外に出ることにします。ちらほら通行人の方が見えるので背を向けます。店の壁を見て少し曇った空を見ながら嗅ぎました。空っていうか見つめていたのは虚空かもしれません。

平日の昼間に何をしてるんだろう…自分という気持ちになります。でも嗅がないとわからないので5本くらいある紙の束を嗅ぎまくりました。

香水名の文字を見ると先入観で選びそうな感じがしたので、目を瞑り上を見つつひたすら嗅ぎます。この構図が完全に不審者すぎるから客観視したくないです。当時は必死でした。瞑想ですか?みたいな感じで香りを嗅いでいます。

私はどうやらロングコートを着ている彼とすれ違った時のことをひたすら考えていたようでした。性格を香りにしたいんじゃなくてどんな香りが彼からするかを基準にしていたんだな…とこのとき漸く気づきます。あと壁のような大きい背中にぶつかった時にコートからどんな香りがするかを考えていました…

店に戻り、直感でこれかな~っていうのを渡します。なんか2回くらいこのくだりやったんですが、「お姉さんすごいです!さっき(1回目)も同じベースのスキームティーのある組み合わせを選ばれてたので、お姉さんの直感がこの香りって言ってるのかもしれないですね」と言われました。恥ずかしすぎる。

わしゃ犬か?と自分に笑ってしまった。そして同じこと2回もして申し訳なくなりました。

私が迷いに迷いまくっていたら「お姉さんがお母様なのでこだわりもあるし迷いますよね~」っていってくれました。優しい…

ざっくりとした香水の所感

①の彼に合うかどうかで選んだ感じです。そしてこれは私の主観なのであてにならないかも。鼻が悪い自覚があります。でもどれもいい香りだった…

  • アフロ…思ったよりお花の香り?と感じたため、気になっていたけど彼ではないなとなりました…

  • ノブレッセ…香りは好きだけど①の彼として嗅ぐと綺麗すぎる印象がある。本当にきっちりしている真面目な人の香りだなとなりました。①は外面は紳士だけど根っからの紳士という感じではないので、ちょっと違った…でも香り自体は本当に好きだった。

  • ディールワイン…香りは良いなと思いつつも、甘さの余韻がワインであり葡萄です。しかし、彼に求めてる甘さは果物じゃないなって嗅ぎながら気づきました。う~~んでもクラシカルでいい香りなんだよな~~~

確かスキームティーをベースにそれぞれミッドナイトサーカス、オヴェルタ、ディールワインを重ね付けしてもらいました。しかしどれもいい香りだ~となり絞れなかった…一番しっくり来たのがミッドナイト×スキームティーだった記憶。

「お鼻休めてくださいね~」って何度か言ってもらった。珈琲豆を多少嗅いで鼻をリセットしつつ…

かなり私が頭を抱えてたので「お姉さんが彼の何をベースに作りたいかかな~と思います」とも言ってもらった…香りをどうするかって結局自分次第…

今まで出してもらった香水たちは本当にいい匂いだったんですが、自分が思っている甘さがないかもしれない…と気づく。果物の甘さじゃないことはなんとなくわかっていた。彼っぽい甘さでなんとなく思う香りがあったため、思い切って聞いてみることにした。

私「バニラの香りありますか?」

お姉さん「バニラですか?ありますよ~」

そう言って取り出されたのは「バニラカフェ」という名前の香水でした。単体で嗅ぐと結構甘い…甘さの系統はこれだな~と妙に納得する自分がいた。

さっきのミッドナイトサーカスとスキームティーのところに更に重ねてもらいました。そして嗅いでみる。

私「っあ~~~???ああ~~~????ああ、これ、これですね……これかもしれないです……」

人はびっくりするとこんなリアクションになる(???)

なんかこれだ~~~?!?!となり、外に出ることもなくあっさり決まりました。 ? 

結局3本お買い上げしました……予定と予算が既に変わっちゃってるけど彼に出会えたのでもういいやになりました。

一方友人は、4本買ってました。?????????私より買ってて笑った。なんか予定が狂ったらしいです。笑う

午前の部で買わせていただいた香水

一旦お昼

既に私も友人も予定と予算が狂っていますが、一旦お昼を食べに行くことにしました。最早ご飯を食べることよりも貰った、香りシート(キャラの名前と香水の重ね付けの順番を記したものです。後に画像を添付します)の互いのキャラの香りを嗅いで喋るだけの時間になってました。1嗅いで100喋ってたと思う。ずっと喋ってた。怖すぎる。

友人も私も相棒関係の親友の二人を作りに来ているため、片方だけ創って別の日に出直すことは出来ないよねっていう話をしてました。片割れだけ作ってもう片方はお預けってそこまで我慢できなすぎるという話でした。概念でも二人は一緒にいて欲しい……(思想)来店前は2人とも怖気づいてたのに終わったら2本目早く作りたいって連呼してて笑いました。1日でテーマパークを梯子した気分になってた。

香りシートをしょっちゅう嗅いでは「匂いが変わった?!今ミドルかも?!」とかその変化を楽しんでました。自分たちが限界になることを見越して次の枠は4時間空けて取りました。今思うとそれくらい余裕を持たせておいて良かった。

それでもあっという間に予約の時間になり、二人目のキャラを作りに行きます!

一人目の香水の所感は二人目も書いたうえでまとめて下部の方に記載します。

午後の部、再来店

先ほどと同じスタッフのお姉さんに対応してもらいました。本当にありがたい。。。同じようにインタビューシートを渡してヒアリング開始です。

一応二人目のキャラのプロフィール再掲します。

②33歳アメリカ人男性。特殊部隊の警察の小部隊のチームリーダーを務めている。第一印象は、寡黙で無愛想。口があまり良くなく、体格が大きいため、初対面の人にはギャングやゴロツキと勘違いされることが多い。挑発には弱いが、実際は気が長い。困っている人を放っておけない優しさがあり、論理的な人ではあるが共感性も高い。

香りに反映させたいところ:ハードボイルドな人でありながらも、冷静で落ち着いた頼り甲斐のある雰囲気と人情のある漢らしさと優しさ。

どんな香りになるんだろう~~甘くない香りがいいな~って思ってヒアリング受けてました。

お姉さん「さっきの彼(一人目)は大分甘い感じに仕上がったと思うんですけど、今回の彼はメンズ系と女性よりだと香りの系統はどうですかね?」

私「メンズ全振りでお願いします!甘さとかいらないです!」

お姉さん「わかりました!」

食い気味に必死になって答えていた。オタクキモすぎる。

インタビューシートに目を通されます。「彼も背が高いですね~」って言われて笑うけど、どっちも身長190あるしデカい事実。デカ男×2です。

私「あ、80-90年代ってところはイメージの話で…舞台は先程と変わらず現代日本です!」

お姉さん「彼も一次創作のキャラってことですよね?」

私「そうですね。TRPGのキャラではないのでこっちの彼は一次創作です」

お姉さん「お姉さんが一から考えた感じなんですね~!いいですね!」←照れるけど嬉しい

今考えたら②の彼はそんなに質問いっぱいされなかった気もする。単純な性格だからかも。絵を見せたら大きいですね~って言われた。デカいんです…

お姉さん「こっちの彼はアメリカ人なんですね~特殊部隊の警察!小部隊のチームリーダー…彼が持つかっこよさって、どういうかっこよさですか?」

私「う~ん…言葉でってよりは行動とか背中で語る感じ…というのが一番近いかなと思います!」

お姉さん「背中で語る感じ…一番かっこいいやつですね!」←嬉しい。私もそう思います

お姉さん「顔は綺麗系ですか?中性的ですか?」

私「漢らしい感じです。体格も骨が太いと言うか…がっしり厚い感じです」

ヒアリングでもこのへん聞かれるの嬉しい~~~骨が太い話が出来て満足です。

お姉さん「寡黙で無愛想!一見怖い感じなんですね~」

私「そうですね、でも全く人を寄せ付けない訳でもなく…」

お姉さん「(シートに線を引きながら)ハードボイルド!いいですね~」

私「最近知った単語を本当に書いているだけなんですけど…近しい単語かなと…」

楽しすぎる~~~伝わってほしい!と思いながらべらべら喋りました。

ここから更に加速して怒涛のオタク早口タイム。

お姉さん「彼のどんなところが好きですか?」

私「どんな?!さっきの彼は個人主義だったんですけど、チームリーダーなのもあるので、割と全体主義というか…自分がってよりも周りを見ていて、全体の利益を考えて行動できる理性的なところですかね…」

お姉さん「過去が~って書いてありますが何があったかお聞きしてもいいですか?」

私「ええとちょっと長いんですけど…さっきちょっと言った彼の7個上の兄の話があったと思うんですが…色々あって①の過失で失踪とか亡くなるとかしてしまって…でも①は記憶喪失で、それを思い出そうとするとフラッシュバックっていうかうまく思い出せなくて前後の記憶も曖昧になるみたいな感じでして…その記憶とか何やらを②の彼だけが知っている感じなんです…」

お姉さん「なるほど!?結構深いですね…そっか~20年一緒にいるんだもんな~」←って言ってくれてた嬉しい嬉しい;;;

お姉さん「さっきの彼が怪盗なのって②の彼は知ってるんですか?」

私「いや②は…知らないです…知る日が来るのかな…」

お姉さん「おお~~~続きがどうなるか気になるところですが…」

早口オタクの怒涛の語りをすごい真剣に聞いてくれた!!!ありがたすぎる……本当に楽しかったです。

こんな感じでヒアリングは終了。先ほどと同じように2種類×3パターンで爽やか目なのから出していってもらいました。

①ホワイトマリン×モネ

②スパニッシュウォーター×ガラムショック

③ヴェスパーダ×何か(忘れちゃった…)

①は素敵だけど爽やかが強いかな~?と思い、②と③を選ばせてもらいました。

スパニッシュウォーターは、彼の身体の厚みも表現できるって言われた気がする衝撃があったことを覚えています……ただヴェスパーダとガラムショックのほうが恐らくしっくり来たからかあの時は選ばなかったのですが、こうやってレポを書いてると欲しくなって良くない…👼ヴェスパーダも気になっていた香りだったので選ばれて内心舞い上がってました。

ガラムショックマイルドは結構刺激的な香りで、FINCAさんの中でも1,2を争うくらいには渋い香りだそう…漢字の漢って書く漢らしさの香りがすると思いますって言われました。迷わず選んでた…

お姉さん「結構煙いっていうか硝煙とかそういう感じを思わせる匂いですね」

私「え!銃火器扱うので嬉しいです…喫煙者ではないのでこれは違うかな?とか思ってたんですけどそんなことなかったです、合ってるかも…」

①が喫煙者だったから気になってた香りだったんですが、②の彼のほうがしっくりきたからやっぱり香りって嗅ぐまで分からないな~って思いましたね…

ヴェスパーダの香りのトップには、ジュニパーベリーというお酒のジンと同じ成分が入っているらしく、オタクは終焉を迎えました。嬉しすぎる……

お姉さん「バーで過ごす夜ってここ書いていただいてますが、お姉さんの願い叶うと思いますよ~」

って言われました。え?魔法使い?って内心思っていた。言わなかったけど。願いを叶えてくれるなんてもう魔法使いだよね最早。

色々悩んでたらすみれの香りを出してもらいました。すみれ?!って思ってびっくりしたんだけどそういう香りがあるみたいです。

お花の香りだけど甘すぎないんですよ~って言ってました。今回は選ばなかったけど、それはそれとしてちょっと今更欲しくなってきてしまいました。

そして再びノブレッセをここに…召喚!先程の彼には合わなかったけど、単体でいい香りだなと思ったのもあり…

そして再び外に行きました。最早2種類で選べなかったら全部買えばいいかってなってたし、隣にいた友人も同じこと言ってて笑った。

  • ガラムショックマイルド×ノブレッセ

  • ガラムショックマイルド×ヴェスパーダ

  • ヴェスパーダ×ノブレッセ

  • ガラムショック×ヴェスパーダ×ノブレッセ全部のせ

2種類の重ね付けが選べなかったのと、やっぱり3種類の重ね付けの圧倒的深みに欲が負けてしまい結局3種類買うことにしました。完全に予算をオーバーしているけど、もういいやとなっていた。

外から戻ってきたら友人はもう写真を撮ってました。早すぎる。私も①の彼より②の彼のほうが早かったけど、同じように香りに全然迷わなかったらしい。どっちも午前中に作ったキャラのほうが面倒臭い性格をしている人たちだったため、先に作っておいてよかったねって話を後ほどしました。

お姉さん「まだお姉さんお鼻大丈夫ですか??選んで頂いた彼ら2人の香りの組み合わせとか提案しても大丈夫ですか?」

え??!??いいんですか?!??是非お願いしますと食い気味で言いました。6プッシュするのがめんどくさい時は~ということで、簡易的な組み合わせも教えてもらいました。

  • ガラムショック/ヴェスパーダ×バニラカフェの組み合わせ

    →2人のギャップが大きく反映された香り

  • ミッドナイトサーカスとヴェスパーダ

    →同じウッド系の香り

    似てるようで似てないようで似ている2人の香り と言われた嬉しすぎる

正反対だし全然違う香りですけど喧嘩しない香りをしてまして、二人の関係を表してると思います←って確かに言われた 嬉しい厳しすぎ 爆散した

②の彼の香水!!色が全然なくて笑う。

午後の部で買わせて頂いた香水

せっかくだからキャラ①と②の香水の瓶を一緒に、写真を撮っていいと言われたので自分の持ってきた資料とともに撮らせてもらいました。

「瓶もシックな雰囲気でいいですね~」って言ってもらった。お世辞を本気で受け取るオタクなのでずっとニコニコでした。

右の青いシートが、午前中に作った①のイギリス人の彼、左の黄色いシートが②のアメリカ人の彼です。さっき言ってた香りシートってやつがこれです!このシートにキャラの名前(希望する場合)を書いてもらって、重ね付けの順番やプッシュ数を書いてもらえます。

後で発覚したことだったんですが、友人が選んでた香りと私の選んでた香りが2/3被ってて笑いました。そんなことある?2人とも外国人キャラを作ったからなのかな?

シートが5枚あるけど、キャラ4人分です。1枚多いのは色々あったみたい(?)

個人的ハイライトは友人が「私は嗅いだことがないのですが、地獄のような香りはありますか?」ってスタッフのお姉さんに聞いてたことです。誰も嗅いだことないよ。笑われたって言ってました。それはそうだ。

各キャラの香水の所感

⚠️夢妄想含む文章が続きます!!!苦手意識がある人はブラウザバックをおすすめします!!!!⚠️

①イギリス人探偵の彼

トップノート…甘く深いのに少し渋さがあってでもどこか怪しい香り。

友人曰くどこか壁を感じる距離のとり方をされているような香りって言ってくれました。嗅ぎ比べたときに、友人の香りが似てるキャラの方は人の懐に入る香りをしてるのに(人懐っこい子なのだそう)①は壁を作ってるね~って話になった。

ミドルノート…バニラが少し後ろに引いて、ミッドナイトサーカスの香りが強くなります。妖艶な感じは変わらず…

伝わるかわかんないけど香りから妄想できる情景(※所謂夢妄想です)↓

トップノート…ロングコートを纏った彼と並んで歩いている

ミドルノート…知らないうちに彼の車に乗っていて、気づけば家に足を踏み入れているような感じ

そこから少し経つと彼自身は自分を置いてどこかへ出かけたような香りへと変わる

残り香は優しいが、この香りを残して彼はそのまま消えた

って感じ…(????)ラストノートは優しい感じです。ムスクとウッディが残ってるのかな多分……

彼に別れ際に急に距離を詰め寄られて、「君とはまた近いうちに会えそうな気がするよ(訳:また連絡します)」と耳元で言われてぱっと離れられた感じがします…今伝わるかわかんないのに自己満足でめちゃ書いてますすみません。

②アメリカ人特殊部隊警察の彼

トップノート…甘さのないガツンとした漢らしい香りがくる。少しスパイシーで渋い。

ミドルノート…少し甘くなり、ほころびが見える感じ。甘すぎないけど落ち着いた香りに変化します。

ラストノート…優しさを感じる香り!!!決して甘い香りではないけど頼り甲斐がありつつも身体を預けたくなる香り…(どんな香り?)

友人と喋ってた香りから妄想できる情景(※夢妄想です)↓

トップノート…ぶつかってもビクともしない男性って感じ

ミドルノート…時間が経つと少し甘くなり知らない表情を見せてくれる。

そのうち家のオフの姿が見えてきて冷蔵庫を開けている彼の様子が浮かぶ。

ラストノートとか残り香…優しい?!これは……添い寝されてる香り?!

香りの説明にまるでなってない気がしてきた。興味がある方は是非サイトを覗いてみてください。素敵な香りばかりです。

総評

大人の余裕や穏やかさを感じる香り!!!最初はぶつかった時の本人の香りがするけど、後に本人の動きや情景が浮かぶ香りという感じです。

行く前の私は「香りを嗅いだだけでキャラが動いてるなんて嘘だろ(笑)皆大袈裟すぎない?」と思っていました。すみませんでした。実際行って本当によく分かりました。香水で情景がこんなにも浮かぶなんて思っていなかったし、香水の香りの説明文が妙にポエミーな感じなのも納得しました……

本当に凄い体験をしてしまった……超楽しかったのでまた行きたいです…

追記

当日買わなかったのですが、オヴェルタは葉巻の香りがすることがやっぱり引っかかり、後日結局オヴェルタも購入しました。ベースにオヴェルタ、その上にミッドナイトサーカス、スキームティーを重ねたら、①の彼の探偵事務所の香りになりひっくり返りました。買って良かった。同じ組み合わせでミッドナイトサーカスをベースにしたら怪盗姿の彼が過りましたやばい。重ね付けで遊ぶことをオタクは覚えてしまいました。今も欲しい香水が着実に増えています。

友人イチオシの香水です。これ1本で、暖炉・火薬・土・珈琲全ての香りが楽しめるそうです。(本当?)でもこれ聞いて私も買おうかなになりました。軽率すぎる。

最後にその日の発言をまとめた画像を添付してこのレポを終えたいと思います。今読み返しても何もわからない。デカい足跡ってあるけど、これは①の香水を嗅いだときに出た発言です。怪盗が足跡残しちゃ駄目だし怪盗やめろって思います。

自分の推しを語れる、それを聞いてもらったうえで香りを選んでもらえるという体験が本当に楽しかったので、興味がある方は是非行ってみて欲しいです……本当に楽しかったので……くれぐれも予算はお気をつけて頂いて…

長ったらしいレポを読んで頂き、本当にありがとうございました……本当に楽しかった………

@boil_the_moon
Twitterには書けない備忘録