話題の某ゲームと、リアリティレベルついての仮説

boshios
·
  • 自分は一切プレイしておらず、SNSに流れてくる動画を見ているだけ、という前提で。

  • 直近でリリースされて話題の某ゲーム、知財的にNGかそうでないかという議論はさておき、自分としては「世界観のリアリティレベルがバラバラなこと」がとても気になる。それはそれは気になる。

  • リアリスティックに描画された背景と等身高めの人間が出てくる世界で、アニメ調でデザインされたキャラクターが歩き回っている世界観が、感覚的に「あまり美しくない」。

  • 要するに「リアリティレベル高めのフィールドに、リアリティレベル低めのクリーチャーが置かれている」状態。リアリティレベルがちぐはぐになっているのが、なんか嫌。

  • あのフィールドだったらクリーチャーはモンハンレベルまで作り込まれていないと気持ち悪いし、あのクリーチャーを活かすのであれば、フィールドはもっとアニメ寄りの描画にしないと、バランスが悪い。

  • 例えば、ゼルダBotWは「生物を殺すという動きをマイルドにするために、トゥーンレンダリングを採用した」的な話を聞いたことがあるけど。

  • 一方、リアリティレベルがバラバラな某ゲームは「生き物を殺す」を描写しようとして、「殺される場面にモザイクを入れる」という。うーん。

  • そこの「リアリティレベルを揃える」作業が絶望的にうまく行っていないので、「これをよしとするゲームなら、作品として全体の完成度もたかが知れているだろうな」と考えてしまうんですよね。

  • きっと、ゲームのリアリティレベルって、そのシステムとか遊びの「核」で決まるものじゃないですか。理想であれば、ゲームシステムにあわせてリアリティレベルが決まるものじゃないですか。

  • なので、このあたりの調整ができていれば「完成物のリアリティレベルがバラバラ」になるはずは無いと思うのですよ。

  • そういう「取って付けた」感、もっというと「コラージュ感」が「パクリ」とか言われる理由なんじゃねえの。もっと「リアリティレベルを”均す”努力」をしていれば、ここまでヘイトは向かなかった気がするけど。しらんけど。

  • 世界観のリアリティレベルが違う状態って、自分が手掛けるモノに対してシビアな視線を持っている人なら、このままで世に出すことを絶対に許さないと思うんですよね。

  • なので、制作チームにまともな人がいたら、「いや、これってさすがにアレなのでやめません?」っ言ってそうなものだけど。

  • 「いや、俺はコラージュであることもわかっているけど、おもしろいから別にいいんだよ」という人に対しては、自分から言うことは無いです。俺は品格の話をしているんだ。