2021年に詠んだ一部らしい

nitsuke
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どこからかサンバのリズムが鳴っている帰りたい気持ちが踊ってる

手を洗うついでに指サックになりたい眩む行方で寝そべりたい

声量をステータスとしている人が席を譲る姿が見えぬ

いまのうち遊んだ方がいいらしいクリアファイルすらできる繁殖

無意識がハウリングする日に這いながら得た代名詞が泣いている

「(できないとわかっています。)」でもそんなはっきり言わなくたって

心を開くことはないし餅を心に詰まらせたように話す

金曜と土曜の切れ間がずうっと続けばいいのに意地悪だな

カバンを探る時にA4で切った指のまんま餃子を包む

新しい朝は青色心から伸びをしたいと思えない

@brainjolim
短歌とイラストレーションが趣味の厭世生まれの星。