(前置き)この文章では『MONKEY』に収録されている手書き文章のビジュアル面について書いていますが、著作権のあるものなのでその画像は掲載していませんm(_ _)m。
先週、『MONKEY』という雑誌のVol. 26を密林から購入した。
気になる記事があるから購入したのだけれど、最初の1~3ページを眺めた時点で「買ってよかった~」と思った。1ページには深みのある青が美しい絵が、2~3ページには柴田さんが万年筆で書いた手書き文章(以下「掲載文」)が載っており、それらがビジュアル的に素敵だったから。
この文章では2~3ページにある掲載文について書いてみる。ざっくり言うと、「インクの色」、「文字のフォルム」、「使われている紙の色」がいい。
まず、インクの色。落ち着いた美しい青だなあと思った。単に見た目の美しさだけでなく、明るすぎない点において目にやさしい色。
次に、文字のフォルム。僕よりも目上の方に対して失礼な言い方になるけれど、かわいい文字だと思った。(書写のお手本のような美文字ではなく)良い意味で崩れていて、ほんのり丸みを帯びている。そのせいか、肩の凝らないやわらかさがある。美文字も素晴らしいとは思うけれど、こんな風に少し崩れた文字の方に僕は親近感を感じてしまう。
最後に、使われている紙の色。掲載文はクリーム紙に書かれている。目の負担を軽減することがクリーム紙の元々の目的(辞書に使われている紙が好例。真っ白な紙よりも目にやさしい。)だけれど、クリーム紙は掲載文に使われているインクによく似合っていると感じた。
そうしたビジュアル面にウキウキ(ウッキ、ウッキ?)しながら掲載文を読み終えた今、僕も同じインクを使って文章を書いてみたいな~と思い始めている。ただ、このインクがどのメーカーのブルーブラックなのか分からない。最初はパーカーのブルーブラックかなと思ったけれど、パーカーのブルーブラックよりも青みが強いと思う。
それと、掲載文にあるような文字を書くには、万年筆の字幅も選ぶ必要がある。EF(極細)やF(細字)ではああいう筆跡にならない。おそらく(国産メーカーの中字ではなく)海外メーカーの中字だと思う。
でもその前に、何を書くか考えないとね・・・(汗)。