串に刺さった食べ物は美味しそうに見える

ブラウンシュガー
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公開:2025/9/6

僕は串に刺さった食べ物が美味しそうに見える。

串に刺さった食べ物の代表格といえば焼き鳥だが、僕は焼き鳥が大好きだ。

ずっと前に焼き鳥屋さんが、「焼き鳥は串から外さずに食べて欲しい」と主張し話題になった。

かくいう僕も、焼き鳥は串から外さずにそのまま食べるタイプである。

単に外すのがめんどくさいというのもあるが、串で食べると美味しい気がするのだ。

「食べづらい」と串から外して食べる人もいるのだが、それは「焼き鳥頼むなよ」と思ってしまう。

焼き鳥は串に刺さった状態が一番美味しいと思っているのだ。

これを他の串に刺さった食べ物に当てはめてみる。

例えば、団子は串から外す人は少ないと思うし、絶対に串で食べた方が美味しいと思う。

これで串から外す人がいたら、最初から串に刺さず、団子をお皿に並べて、お好きなタレをかけて食べていただきたいと思う。

フランクフルトなども串から食べた方が美味しいと思う。

普通のソーセージでも美味しいのだが、串に刺さったフランクフルトには妙な魅力がある。

そんなフランクフルトは今やお祭りグルメの定番にもなっている。

アメリカンドッグも串から食べた方が美味しいと思う。

これに関しては、串から外す人はいないと思うが。

あの甘い衣を串から食べると、この上ないご馳走に思えてくる。

このように、串に刺さっている食べ物はとても美味しそうに見えるものなのだ。

このように串に刺さった食べ物は美味しそうに見えるものである。

しかし、串に刺さった食べ物はなぜ美味しそうに見えるのか。

僕なりに考えてみたが、おそらく「マンガ肉」の影響があると思う。

マンガ肉とは、漫画などでよく見るとても大きい骨付き肉のことである。

骨というのは食べる時においては邪魔になる存在である。

魚や肉の場合は骨は口から出して食べるし、骨が喉に刺さったりなんかしたら一大事である。

そういったリスクを回避するために、骨があらかじめ取り除かれている、いわゆる「骨無し」というのも存在する。

しかし、骨付き肉の骨は邪魔者扱いされることはほとんどなく、むしろ美味しさを倍増する要素となっている。

骨を持って肉にかぶりつく姿は、この上なく食欲を掻き立てられる。

それと同じようなことが串にも言えるのではないか。

串は骨付き肉の骨のように、持って食べられる。

そうすると、骨付き肉を食べているような感覚に陥り、美味しそうに見えると思っている。

「串に刺す」というのは、料理の魅力を最大限に引き出す最強の料理法なのかもしれない。

@brownsugerdbs
ブラウンシュガーです。 もうのんびり暮らしたいです。 自由にエッセイを書いています。 サイト→brownsugerdbssite.wordpress.com ブログ →brownsugerdbs.hateblo.jp X→@BROWNSUGERDBS