アニメはクールが変わる毎に何本か観ているのだが、今期はなんと言っても、「日々は過ぎれど飯うまし」が面白い。

主人公の河合まこはちょっと内気な大学生。
料理が得意で食べることが好きな女の子である。
そんなまこが、小学生の同級生の小川しのんと再会し、しのんの立ち上げた「食文化研究部」に入る。
しかし、これは後にしのんがサボれる場所が欲しいだけのダミーサークルだったことが判明する。
しかし、事務員から活動内容のないサークルは廃部になると言われ、まこ達は料理をすることになった。
ここまで書くと、青春アニメのような感じがしなくもないが、アニメ自体はいわゆる「日常系」と言われる位置付けになる。
そもそもの話の流れが、サークルで登山に行ったり、ドライブに行くと行った中で料理をするというものなので、基本的にはメンバー同士の交流を描いたアニメになっている。
メンバーは、まこの他に、小学生の時の同級生のしのん、しっかり者で実家が食堂の古舘くれあ、独特の感性を持ち、羊が好きな比嘉つつじ、極度の人見知りだか、慣れると明るくなる星ななと個性豊かなメンバー。
基本的に不快だと思うキャラがいないのも、日常系としてはかなりプラスである。
こんなに個性豊かなメンバーだから、トラブルも起こる。
特にしのんは無計画で行動してしまう癖があり、お金を探してもらって自分の財布から見つかったり、車を運転していて間違って高速に入ってしまったりとかなりのおっちょこちょいぶりを発揮している。
しかし、他のメンバーはそれをとがめたりすることもなく、一緒に探してあげたり、PAに止めたりするなどの解決策をしのんを提示している。
そこには、トラブルをみんなで解決しようというサークル内の団結みたいなものが垣間見える。
そして、このアニメの最大の見せ場はなんといっても料理である。
物語の終盤で、まこ達が料理を作るのだが、その料理が実に美味しそうなのだ。
さらに、その料理を美味しそうに頬張るまこ達の表情を見ると、こっちまで食欲に掻き立てられる。
このアニメは、上質な飯テロアニメでもあるのだ。
来週は第6話だが、このアニメは1話完結形式なので、今から観ても間に合うと思う。
グルメアニメが好きな人はかなりおすすめだと思う。
では、また。